【首都圏サウナ通信員#23】東京・赤坂のサウナ東京 5種類の個性派サウナと大容量休憩スペース 確実にととのえる安心感

10/28 07:22 au Webポータル

au Webポータル編集部員が首都圏のサウナをめぐる「首都圏サウナ通信員」。23回目は2023年春に鳴り物入りでオープンした東京・赤坂の「サウナ東京」を訪れた。ととのうことを追求した新施設には、都会の迷えるサウナーに満足度の高いととのいを約束する仕掛けが、いたるところに施されていた。(随時掲載)

赤坂にある「サウナ東京」 au Webポータル編集部

サウナ東京

流行語大賞に「ととのう」がノミネートされて約2年。サウナの人気は「ブーム」を超え、性別・年齢を問わず多くの人がととのうようになった。

首都圏では平日の人出が少ない時間帯を狙ってサウナを訪れても、サウナ室への入室待ちの列や、空いているととのいイスを探してさまよう「ととのい難民」が発生。自分のルーティンを満喫できないこともしばしばだった。

そんな迷える首都圏サウナーの救世主ともいえるサウナが今回訪れた東京・赤坂にある「サウナ東京」だ。

圧巻の休憩スペース

サウナ東京の最大の売りは、50人ほどが一気にととのえる休憩エリアだ。

サウナーに人気のアディロンダックチェアを28脚そろえ、横になれるスペースは9つもある。

「完全黙浴」の注意書きが張り出されていて、人の雑談が一切聞こえない静寂の中に流れるリラックスミュージックが、ととのいへといざなう。

通常の施設であれば、10脚もあれば十分なアディロンダックチェアが30脚近く並ぶ光景は圧巻だ。

もう一つ特徴的なのが、カウンターバーのようなところで追加料金500円を支払うと、ポカリスエットとオリジナルのデトックスウォーターが飲み放題になることだ。無料で水分補給ができるウォーターサーバーももちろん別で完備している。

ここではととのい場所を求めてさまよう悲しきサウナーが発生することはない。水分補給も思う存分できる。安心してサウナ室に突撃だ。

X「 サウナ東京 - Sauna tokyo」(外部サイト)

5種の個性的なサウナ

まずは1階の洗い場で全身を清めてから、2階のサウナスペースへ進む。

サウナは全部で5種。「蒸喜乱舞」「手酌蒸気」「瞑想」「昭和遠赤」「戸棚蒸風呂」と、名前だけでも分かる通り個性的だ。

「蒸喜乱舞」と「手酌蒸気」はサウナストーンに水をかけ蒸気を発生させて熱波を楽しむロウリュが楽しめる。「瞑想」は比較的優しい温度のサウナ室で、暗がりの中イスに座り汗を流す。

「昭和遠赤」は名前の通り昭和スタイルのサウナで、カラカラ・アツアツのサウナ室でテレビを見ながら汗をかける。

「戸棚蒸風呂」は江戸時代の銭湯を再現。膝ぐらいの高さまでのお湯と、スチームサウナが組み合わさったようなスタイル。足湯をしながら上半身は熱波に蒸されるという、なかなか体験できないサ室だ。

セルフロウリュがアツい

ひと通り入ってみたあと、滝汗をかけてもっとも爽快感のあった「手酌蒸気」をリピートした。

ほの暗い室内。座面は二段横並びのシンプルな造りだ。10名ほどが汗をかける広さは室温が上がりやすい。サウナー自らサウナストーンに水をかけて熱波を楽しむことができるセルフロウリュを満喫だ。

熱波をより堪能できる上段に陣取り、さっそく蒸気を浴びる。

水がアツアツの石に注がれるとすぐに体感温度が跳ね上がる。体の表面がジリジリ蒸されると同時に、大粒の汗が噴き出し始めた。

かなり高温に感じるサ室だが、人が出入りするたびにその熱さはおとなしくなっていく。アツアツをまとい続けたいサウナーは、出入り口から距離を取って座ることをおすすめしたい。

「手酌蒸気」の室内 X「サウナ東京 - Sauna tokyo」(外部サイト)

「東京」を忘れよう

お気に入りのサウナでととのうのに十分な時間を過ごせたら、お待ちかねの水風呂タイムだ。

20度以上、15度前後、10度以下の3種類の水温設定で、蒸し上がったサウナーを待ち受ける。

慣れや好みで、3種類の冷たさを選べる施設はかなりレアだ。水風呂への恐怖心が拭えないととのい未経験者にもかなりおすすめだ。

仕上げは休憩スペースへ。たくさんのイスをそろえ、平日であれば絶対にととのえる場所がある安心感は何物にも代えがたい。アディロンダックチェアの一つ一つに足置きも用意されていて、より理想的な体勢で気持ちよくなれる。

ポカリをデトックスウォーターで割るオリジナルの「ととのい水」を片手に、ただただぼーっとしてみよう。大都会・東京の時間の流れる早さを、少しだけ忘れることができるはずだ。(普久原裕南)

X「サウナ東京 - Sauna tokyo」(外部サイト)

施設情報

連載記事一覧

ジャンルで探す