【首都圏サウナ通信員#6】ガーデンサウナ蒲田 平成初期と令和と 味わい深い新装サウナ

02/17 20:00 au Webポータル

au Webポータル編集部員が首都圏のサウナを探訪する「首都圏サウナ通信員」。6回目は蒲田駅からほど近い「ガーデンサウナ蒲田」を訪ねた。昔ながらの雰囲気の施設だが2021年11月に改修工事を行い、新しいサウナへと生まれ変わった。その魅力を紹介する。(随時掲載)

首都圏サウナ通信員6回目 新装した蒲田のサ室へ

ガーデンサウナ蒲田

蒲田駅すぐ近くのガーデンサウナ蒲田 mediba編集部

東急池上線とJR京浜東北線が乗り入れ、横浜にも東京にもアクセスしやすい便利さと雑多な下町の雰囲気が共存し、今も昔も人々を引きつける蒲田駅。その東口から徒歩で約2分のところにガーデンサウナはある。京急蒲田駅からも西口から徒歩約7分と足を運びやすい。

昔ながらのサウナが令和のリニューアル

ロッカーへ向かう廊下にはビールののぼり旗が連なる。気持ちが高ぶる mediba編集部

料金は分かりやすく、平日と土日祝・特定日の3時間のみの料金だ。1階のフロントで前払いで精算を済ませたら、2階のロッカールームで支度を整えて、再び階段で1階に降りてサウナがある浴室へと向かう。

昔ながらの造りの浴室だが、清潔感にあふれている。中央に大きな湯船があり、身体の芯まで温めることができる。

サウナは2室。約100度のしっかりした熱さの「ドライサウナ」と、サウナー自ら熱せられたサウナストーンに水をかけて部屋を熱くする、約90度の「セルフロウリュサウナ」という、贅沢な設備だ。
サウナ入口にはサウナハットや飲み物を置ける小物置きがあり、サウナーに優しい。

ドライとセルフロウリュ 贅沢なサウナ室

まずは熱い方のドライサウナにインだ。
しっかりカラッと熱く、まずは汗を出したい1セット目にピッタリといった感想だ。木に囲まれた中でしっかり毛穴を開き汗と老廃物を出すことができる。

ドライサウナの良さが素晴らしいにはもちろんだが、ガーデンサウナ蒲田のハイライトは間違いなく「セルフロウリュサウナ」だ。アロマ水を常備し、サウナー自ら熱波を作り出すことができる。上質な蒸気とリニューアルで新しくなった室内の木がケミストリーを起こし、なんとも形容し難い良い香りが体表面を覆い、鼻腔内に充満する。

水風呂もダブル 庶民派のサ飯も最高

十分な時間熱波で温まったら、出し切った汗をかけ湯などで流し落とし、しっかり冷えた水風呂に入ろう。15度ときっちり冷えた水風呂がととのいへと導く。

2つのサウナに続く蒲田のもう一つの売りが、ぬるめ設定の2つ目の水風呂だ。水温表示は25度。15度側から連続して入ると、外気浴に行かずして水風呂の中でととのうことができる。ただただ至福の数分間。水の流れに身を任せ、リラックスして日常の疲れをすべて落としきろう。

ビールとオロポが美味しい。サウナーにとっての生命の源 mediba編集部

体表面の熱を冷まして毛穴を閉めたら、休憩スペースに向かう。フルフラットになるチェアやベンチなどがあるスペースには、涼しさを演出する緑と業務用と思われる大型扇風機がサウナーを迎え入れる。

外気浴を味わうことはできないものの、サウナーたちを全力で「ととのい」へと導こうとする施設側の気合が感じられる。

残念ながら2022年2月時点では男性専用だ。この素晴らしさをぜひ女性サウナーとも共有できたらと思った。(普久原裕南)

汗をかいた後の焼きうどんはつるっと胃の中に入っていった mediba編集部

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