【首都圏サウナ通信員#13】圧巻の外気浴でととのい間違いなし 綱島源泉 湯けむりの庄

06/29 22:25 au Webポータル

mediba編集部員が首都圏のサウナをめぐる「首都圏サウナ通信員」。13回目は横浜市にある「綱島源泉 湯けむりの庄」を訪ねた。都心から近い立地にありながら、広々としたスペースでととのえる贅沢な造りの施設で、日帰りで楽しめる手軽さと高級旅館のような雰囲気を併せ持つ稀有な場所だ。(随時掲載)

横浜にあり綱島駅から近い綱島源泉 湯けむりの庄 au Webポータル編集部

首都圏サウナ通信員13回目 横浜方向へ

綱島源泉 湯けむりの庄

東急東横線の渋谷駅から13駅目、横浜からは7駅目に位置する綱島駅。乗換駅ではないものの、駅前は多くの飲食店でにぎわう。湯けむりの庄へはここから徒歩で約18分だ。歩いても行ける距離だが、駅近くから無料送迎シャトルバスが運行している。利用すればおよそ6分できょうの目的地に着くことができる。

高級旅館のようなエントランスは、ちょっと奮発した小旅行のような雰囲気を演出してくれる。シャトルバスを降りて、開放感のある1階フロントで受け付けを済ませてから2階の脱衣所へと向かう。どこも清潔感にあふれ、気持ちがいい。

高級感のある落ち着いた雰囲気のエントランス au Webポータル編集部

黒を基調 シックな雰囲気

浴室内は広々としていて黒が基調のシックな雰囲気。ここでも高級感を感じさせられた。中央に飾られている松の盆栽がムードを一層高める。

まずは動線確認。浴室を入って左に水風呂だ。そのすぐ奥にメイン会場のサウナ室(サ室)「フィンランド式サウナ」がある。汗をかいてからの粗熱を取る工程はスムーズに進めそうだ。サウナ室入り口近くには小物を置ける棚やサウナハットが掛けられるフックもあり、グッズの携行が欠かせないサウナーには嬉しい。

すぐ近くに休憩用のデッキチェアが複数あるが、湯けむりの庄は露天の外気浴スペースが売りだ。横になれるタイプのリクライニングチェアが計10脚もあるほか、記者が訪れた日にはハンモックも一つあった。土日などは埋まることはあっても、平日なら確実に外で休憩することができそうだ。ととのいルートを頭に入れ、さっそくサ室に入場だ。

しっかり熱いサ室 吹き出る玉汗

サウナストーブを三方から囲むコの字型の配置だ。たくさんのサウナストーンにサウナー自らアロマ水をかけて熱気を楽しむ「セルフロウリュ」ができる。

温度計表示は95度弱で、最上段3段目の体感温度は「しっかり熱い」という印象だ。5分ほどすると玉汗が吹き出してきた。セルフロウリュをするたび、心地よい熱気が全身を包みこみ、10分もすると水風呂が待ちきれなくなった。

湯けむりの庄は2022年4月にサウナ室をリニューアルし、これまで90度未満だった温度をパワーアップさせたという。熱すぎると感じる場合は、下段で汗をかくと良さそうだ。

源泉を利用した水風呂

しっかり汗を出し、次は水風呂だ。

水風呂も源泉を利用した黒褐色で、独特の良い香りがする。14度弱で体の表面から熱がすーっと引いていく。ただ源泉の効果なのか、寒い、冷たいという感覚はなく心地よい冷え感を味わえた。

喉元を通る呼気が涼しく感じてきたら外気浴への準備が整った合図。水風呂を出て体に付いた水滴を拭き取りながら、露天スペースに直行だ。

外気浴と炭酸琥珀湯 至福のとき

フルフラットまで角度を変えられるリクライニングチェアの数が豊富で、横になることでよりととのいが深まるというサウナーにとってはこの上ない環境だ。

複数ある露天風呂の源泉がほのかに香る。静寂の中優しい風が通り抜け、深くととのえた。

湯けむりの庄ではととのった後、ぜひ露天にある「炭酸琥珀湯」を楽しんでほしい。医療分野でも使われている方法で炭酸ガスを天然温泉に溶かし込み、効能を高めているという。体の中も表面も、じんわり癒やされる。とても人気なため混み合うことも多いので、譲り合いの心で入浴しよう。

湯けむりの庄は、サ室や水風呂の温度を変えるなど意欲的な企画を定期的に行っている。Twitterなどで最新情報をチェックすることでまた違った楽しみ方ができそうだ。

ヘルシーな美味しい一皿も

ヘルシーで美味しい料理も楽しめる au Webポータル編集部

サウナと温泉を思う存分楽しんだら、1階にあるお食事処「心音」で、名物の「豆冨」を使った一皿や、旬の新鮮な野菜をふんだんに使ったヘルシーな料理を美味しい飲み物と共に味わおう。旅行気分に一層ひたれるはずだ。

ロビーにはサウナグッズもたくさんそろえている。訪れた記念のお土産としてもおすすめだ。(普久原裕南)

サウナグッズもたくさん用意されている au Webポータル編集部

施設情報

連載記事一覧

ジャンルで探す