【首都圏サウナ通信員#8】15分ごとに訪れる 強力な爽快熱波 カプセルイン大塚(CIO)

03/20 09:30 au Webポータル

au Webポータル編集部員が首都圏のサウナを探訪する「首都圏サウナ通信員」。8回目は大塚駅にある「カプセルイン大塚」を紹介する。ヒノキが香る上質なサウナと、しっかり冷えた水風呂、外階段にある外気浴スペースのコンビネーションは、ここでしか味わえない唯一無二のととのい方法だ。(随時掲載)

首都圏サウナ通信員8回目 大塚のCIO

カプセルイン大塚

大塚駅から徒歩1分以内のカプセルイン大塚 mediba編集部

山手線の主要駅の一つ、池袋から上野方面に向かってひと駅目。大塚駅は多くの人が行き交う。都電荒川線も走り、下町の雰囲気が残る。再開発できれいに生まれ変わった北口から、カプセルイン大塚(CIO)は、徒歩1分かからずに行ける近さだ。

館内の雰囲気は「男のサウナ」といった趣だ。着替えを済ませてサウナハットやタオルを持ち、エレベーターを使って浴場のあるフロアへと向かう。ここで、ぜひスマートフォンを持って上がりたい。脱衣スペースなどでの使用は厳禁だが、後ほどぜひ写真に納めてほしい撮影スポットがある。

大容量のオートロウリュ 灼熱が全身を包む

浴室スペースは熱いお風呂と水風呂、サウナ室(サ室)とシンプルだ。サウナハットを掛けられるフックが入り口横にいくつかあり、サウナーへの配慮がとてもうれしく感じた。

サウナ室に入ると、いい木の香りで満たされている。2段構えでおよそ8人ほどが汗を流せるコンパクトな造りだ。

2021年に導入したばかりの新しいストーブが、室内を100度近くまで十分に熱している。CIOのサウナ室のハイライトは、毎時15分ごとに4回行われるオートロウリュだ。サウナスートンへの給水量は1回で800mlという大容量だ。

発生した灼熱の蒸気がつま先から頭のてっぺんまで、一気に包み込む。汗が吹き出す勢いは、関東圏のサウナでも屈指に感じた。熱いサウナが好みなら、満足すること請け合いだ。

熱さが落ち着きだしたタイミングでオートロウリュが発動し、再びサ室内を熱気で満たす。10分で十分満足できる。

CIOの近くには美味しそうな料理店がたくさんある mediba編集部

水風呂は「裏切らない」

シャワーできっちり汗を落としたら、すぐ水風呂にイン。14、5度のオーソドックスな冷水が期待通りの感触。「裏切らない」気持ちよさだ。一気に体表面の熱を奪って「羽衣」をまとわせてくれる。

浴室内にはいくつかととのいイスがあり、フルフラットになるものも1脚あった。休憩場所には困ることはないだろう。

外階段の三沢イスでととのう 大塚の空は青かった

サウナ室とは別の、もう一つのCIOの売りが外階段にあるととのいスポットだ。CIO名物で「三沢イス」と呼ばれる鮮やかなグリーンのチェアが、階段の踊り場に2脚設置されている。

利用するには体をふき、館内着を羽織る必要があるが、その手間をかけてでもぜひ体験したい。天気のいい日にここでととのえば、味わったことのない気持ち良さにひたることができる。「大塚の空はこんなに青かったのか」と驚いた。

CIOに来た記念として、スマホを持ってここでぜひ写真を撮りたい。都心の施設では珍しい、撮影OKなととのいスポットだ。

唯一無二の楽しみ方があるCIO。熱波の魅力にハマり始めた首都圏サウナーなら、ぜひ訪れてほしい名店だ。(普久原裕南)

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