【首都圏サウナ通信員#22】猛暑の時こそ水風呂が気持ちいい 横浜中華街・ハレタビサウナで味わう王道のととのい

08/21 14:52 au Webポータル

au Webポータル編集部員が首都圏のサウナをめぐる「首都圏サウナ通信員」。22回目は横浜中華街にオープンした「HARE-TABI SAUNA & INN YOKOHAMA(ハレタビサウナ)」を訪れた。異国情緒あふれる街にできた個性派サウナは、たくさんの施設に行き慣れたサウナーも満足させるこだわりが随所に見られ、これまでに味わったことのない新たなととのいを体験できる。(随時掲載)

横浜中華街にある「ハレタビサウナ」 au Webポータル編集部

ハレタビサウナ

毎年のように「今年は暑い」と言っているような気がするが、今年の夏もとにかく暑い。どうせ汗をかくなら思いっきりかいて、水風呂で冷却したい――。2023年4月にオープンしたばかりで口コミでの評価が高い「ハレタビサウナ」に向かった。

ハレタビは、温浴コンサルタントの太田広氏が監修している。太田氏は名サウナの呼び声高い池袋の「かるまる」をプロデュースしたことで知られ、「サウナ王」の異名を持っている。

中華街のサウナではどういったところにこだわりを詰めているのか、足を運ぶ前から期待は高まる。

中華街のど真ん中

JRの京浜東北線・根岸線が走る石川町駅の中華街口を出て徒歩5分。中国風の雰囲気と、港町の欧米テイストが合わさった外観のビルの前にたどりついた。

どういったサウナが入っているのか想像力をかき立てられる。

エレベーターでフロントに進み、先に精算し脱衣スペースへと進んだ。時間制となっているので、オーバーしないよう入室時間を覚えておこう。

中国風と欧米テイストが合わさった雰囲気のビルにある au Webポータル編集部

80度で体感アツアツ

着替えを済ませて浴室に進むと、中はコンパクトな造りながらレンガ調の壁でおしゃれな雰囲気。若手サウナーの心をガッチリつかみそうだ。

早速、評判のサウナ室にイン。扉を開けると、正面に蒸気機関を模した水車型のサウナストーブがドンと鎮座。左右に二段構えの座面が備わっていて、20人ほどなら余裕で座れそうだ。

まず上段に座ってみた。第一印象としてはかなり熱く、サ室のパワーは首都圏のサウナの中でも指折りだと感じた。

熱せられたサウナストーンに水をかけて熱波を生み出すオートロウリュは、30分ごとに発動。アツアツの蒸気に満たされたサウナ内の体感温度はさらに跳ね上がる。情報サイトの「サウナイキタイ」では80度となっているが、100度のサウナ室と比べても全く劣らないアツアツ具合だ。

初めて訪れるサウナーなら、最初は下段で汗をかいてみて、より熱い方が良ければ上に移動するのをおすすめしたい。最初のセットは10分もいられず、7分ほどで水風呂へと向かった。

Instagram「HARE-TABI SAUNA & INN YOKOHAMA」(外部サイト)

心地よい「漢方水風呂」

お待ちかねの水風呂だ。ここに入るために炎天下のコンクリートジャングルを歩き倒し、わざわざ超高温のサウナで大粒の汗を流した。

水温表示は14度とほとんどのサウナーが愛するであろう王道のセッティングだ。ハレタビの水風呂には漢方が入っている。肩まで体を沈めると漢方の効能なのかこれまで感じたことのない爽快感に包まれ、カラダが軽くなったような気がした。

冷たい水風呂には間違いないが耐えるような感覚はなく、ずっと入っていられる心地よさだった。

Instagram「HARE-TABI SAUNA & INN YOKOHAMA」(外部サイト)

ファンの下でととのう

猛暑で蓄積した熱気を水風呂で取り払ったら、休憩でととのおう。

ととのいイスは、いくつかの箇所の頭上にファンが設置されていて、外気浴ができない代わりに優しい風が絶え間なく全身に降り注ぐ仕様になっている。

背もたれを倒し、脚を伸ばすと、人気アニメキャラの言葉そのままに「白目を剥きそう」になる。

確実なととのいが約束されている。ハレタビは初心者にも経験者にも「間違いない」サウナだ。(普久原裕南)

Instagram「HARE-TABI SAUNA & INN YOKOHAMA」(外部サイト)

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