【首都圏サウナ通信員#10】水風呂嫌いがととのえた 攻略法を紹介

04/25 14:40 au Webポータル

mediba編集部員が首都圏のサウナをめぐる「首都圏サウナ通信員」。10回目はいつもと趣向を変えて、水風呂の克服法を紹介する。サウナブームの中、「ととのう」ことに興味はあっても、水風呂の冷たさへの恐怖心から敬遠する人も多い。だが「ととのう」を最短距離で体感するために、水風呂にはぜひ入れるようになってもらいたい。もともと苦手だった記者が、自らの実体験を通じて水風呂の攻略法を紹介する。(随時掲載)

首都圏サウナ通信員10回目 水風呂の攻略法

「ととのう」の基本を振り返る

よく耳にするようになった「ととのう」。サウナで得られる充実感を表現する言葉だ。「とても熱い」と「とても冷たい」の両極端な環境であえて心身にストレスをかけたのち、イスに座る「休憩」でリラックス状態にもっていくことで「ととのう」を体感することができる。

たくさん汗がかけるサウナとともに、ととのうために欠かせないのが水風呂だ。サウナーたちが楽しむオーソドックスな入り方として、
①サウナ
②水風呂
③休憩
を行う。ほとんどのととのい経験者が、まずはこの①-③の一連を1セットとしている。それぞれの時間の使い方や最適な温度設定は各サウナーの好みによるところが多い。

水風呂が怖い

メディアやSNSで耳にする「ととのう」に興味は持ったものの、「水風呂の良さが分からない」「足を入れただけでも冷たすぎて、全身浸かれる気がしない」「あんな冷たいところに入って気持ちいいという感覚が意味不明」という人が筆者の周りにも多数いた。

おそらく、なんとなく入ろうとしてみた水風呂の感触が冷たすぎて、その記憶が根強く残っていることが原因だろう。これは筆者も同様で、サウナを本格的に楽しむ直前まで水風呂に入る自信がなかった。

そんな自らの体験から、水風呂への恐怖心を拭えた方法や気持ち良く入るための方法を紹介する。

まずは水風呂に入るまでの下準備をおさえておく。

水風呂苦手な人が克服する動画を見る

サウナ人気の高まりもあり、YouTubeでもサウナを訪れる芸能人の動画が日々増えている。

サウナ好きとして知られるTKOの木本武宏さんのチャンネルでは、お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢さんが登場。ととのいは未経験で、冒頭から「水風呂に入らない」と言い切ったが、木本さんの後押しとアドバイスを受け、気後れしていた水風呂を克服した。

「あんなに冷たい水に全身を沈められるのか」と恐怖感を抱く人にとって、水風呂嫌いを公言していた人が直後に気持ち良く入れるようになる動画を見ることで、「自分にもできるかも」と勇気が湧くはずだ。

YouTube「TKO木本武宏のキモトゥーブ」(外部サイト)

サウナでしっかり温まる

冷たい水風呂に入りやすくし、気持ち良さを体感するためにはサウナでしっかり全身を温めることが必要だ。しっかり温まるにはサウナの中に一定時間いなければならないので、入室前には必ず十分な水分を取ろう。水分が取れていないとすぐ熱く感じてしまい、温まりきる前にサウナ室から飛び出してしまうことになりそうだ。

また、サウナハットの着用もおすすめだ。体が温まりきる前に頭が熱くなることでサウナから出たくなってしまう。サウナハットはそれを防ぎ、髪の毛を熱気によるダメージから守る効果もある。

サウナで汗をかく時間の目安は、個人の体調や室内の温度によって変わるので一概には言えないが、おおむね8-12分というサウナーが多い。

脈拍を測るなど、サウナから出るタイミングをつかむ方法はさまざまあるが、筆者は10分前後を目安にし、「出たい」と感じてから1分粘るのをおすすめしたい。その際は体調第一で、決して無理をしないようにすることが大事だ。体調が優れないときにサウナに入るのは控えよう。

サウナハットをかぶることでより体を温めることができる いらすとや

冷たさを乗り越える方法

水風呂に入り慣れた筆者でも、水風呂に入るときは今でも「冷たい」と感じる。冷たさを感じなくなったわけではなく、慣れただけだ。水風呂の冷たさを乗り越えるには、最初の1回、意地で全身を浸からせるしかない。ここさえ達成できれば、水風呂はもう怖くない。

そのための具体的な対処法を紹介する。サウナ室から出て、かいた汗をかけ湯や温かいシャワーで洗い流してから、体の熱が逃げないうちにすぐ水風呂へと向かって、以下を実践してもらいたい。

①手足から先に浸ける
手も足も、ヒザやヒジまで浸かってみよう。かなり冷たいと感じるはずだが、そう思っているのは慣れたサウナーも同じだ。

②ゆっくり息を吐きながら、全身を一気に沈める
最大の山場だ。サウナの著書もある医師の加藤容崇さんの解説では、息をゆっくり吐きながら入水することで、横隔膜が上がって血流が減って心臓への負担が軽くなり、全身のこわばりも抑えられて冷たいという感覚も軽減されるという。冷たさを我慢しようと息を止めがちだが、絶対に吐きながら入るようにしよう。

③水風呂の中では動かない
水風呂に全身を沈めてから15秒ほどたつと、冷たさをそこまで感じなくなる。これをサウナーたちは「はごろも」と呼んでいるが、ちょっとでも動くとこの「はごろも」が剥がれて冷たさを再び感じるので、入水中は静止することがおすすめだ。

それでも恐怖心が拭えないなら

トライしてみたものの、やっぱり水風呂に入れなかったという人には、比較的高めの温度の水風呂で再挑戦することをおすすめする。

一般的に「ととのう」ための最適な水風呂の温度は16度前後とされているが、初心者には相当冷たく感じるはずだ。もしトライして厳しいと感じたら、20度以上の水風呂がある温浴施設を探して冷たさになれることから始めると自信が付くはずだ。

都内の有名施設では、後楽園にある「東京ドーム天然温泉 スパ ラクーア」や、屈指の人気を誇る「かるまる池袋」などが20度以上の水風呂を備えている。

水風呂は最初の恐怖心さえ乗り越えてしまえば、人生において欠かすことのできない最上のリラクゼーションスペースになる。ぜひ多くの人に水風呂の魅力を知ってもらい、「ととのう」を体感してもらえたらと思う。(普久原裕南)

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