【首都圏サウナ通信員#3】熱波師との対戦を楽しむ 川崎「朝日湯源泉ゆいる」

12/30 22:00 au Webポータル

au Webポータル編集部のサウナ好き編集部員が首都圏のサウナを探訪する「首都圏サウナ通信員」。今回は川崎市の鋼管通にある「朝日湯源泉ゆいる」だ。男女ともクオリティの高いサウナと水風呂が楽しめる首都圏屈指の温浴施設で、「今行くべき全国のサウナ」11施設を選出するサウナシュラン2021にも選ばれている。熱波を楽しむ「アウフグース」を思う存分味わうならここだ。(不定期掲載)

川崎の「朝日湯源泉ゆいる」 mediba編集部

首都圏サウナ通信員 川崎の名サウナへ

川崎駅からバスを利用。ゆいるのすぐ近くにバス停がある mediba編集部

朝日湯源泉ゆいる

JR川崎駅東口から「川24」系統のバスに乗り、15分ほどで「臨港中学校前」バス停に到着した。エントランス裏手には駐車場もあり、車で訪れる利用者にも親切だ。

小綺麗なフロントで受付を済ませ、上階の脱衣所へ進む。新しい設備が気持ち良く、準備を済ませたらさっそく浴場へと向かう。

ゆいる1階のレストラン。真新しく落ち着いた雰囲気だ mediba編集部

オートロウリュの本領

入るとすぐ左手に、ゆいる自慢のロウリュサウナが見えてきた。大きな窓からサウナ室内をのぞくことができ、座る場所に余裕があるかを外から確認することができる。サウナ室を出てすぐ奥には「かけ湯・かけ水」と、首都圏でも屈指の評判の水風呂が現れる。

早る気持ちを抑え、まずはサウナ室に入場だ。

木材のいい香りがサウナーを迎えてくれる。12分計も完備。テレビはなく、自分の身体や心と静かに向き合うことができる。
ひな壇は2段で、下でも十分の熱気だ。温度計は102-104度あたりを指しているが、それほど苦しさを感じず、気持ちよく汗がかけた。

だが、本領発揮はオートロウリュが発動してからだ。水が一気にサウナストーンへ噴き付けられると、間髪置かず熱波が身体の正面、背面を挟み撃ちにする。オートロウリュが発動してから1分ほどは皮膚がジリジリと音立てるような感覚になるが、熱気の山場を越えるとカラッとした心地よさに変わる。人力でなくても熱波の魅力を十二分に味わえた。

水深150cm 立って浸かれる水風呂

毛穴が開ききったら、かけ湯で大粒の汗を流し落とし、すぐさま水風呂へ駆け出す。

水温は14度以下。およそ90度分の落差が、なんとも言えない爽快感を全身にもたらしてくれる。特徴的なのは水深だ。もっとも深いところは150cm。キンと冷えた水が首から下を一気に締め、羽衣をまとわせてくれる。

1時間ごとに登場 アウフギーサーと対戦

オートロウリュも最高だが、ゆいる最大の魅力は何と言っても、1時間ことに行われるアウフグースだろう。アウフギーサー(熱波師)がサウナストーンにアロマ水をかけ蒸気を発生させ、特製のタオルを振ってサウナ室内の温度を調節しながらサウナーひとりひとりに熱波を送る。猛烈な熱風が全身を駆け抜けた後に吹き出す汗。その後に待っているご褒美の水風呂への期待を最大限高めてくれる。

アウフギーサーの一人は「タオルを使った技に自信を持つ人もいるけど、自分はそういったことができないので力技です」と笑顔で語る。彼が用意したアロマ水を使い切るころには、サウナ室の中では筆者とアウフギーサーの1対1の「タイマン」となった。
不思議と「追い出されてなるものか」という闘争心が芽生える。アロマ水が空になり、熱波攻勢に耐えきった後は、少年漫画の主人公と宿敵の間に芽生える友情のようなものを感じた。

タイプの違うアウフギーサーと1時間ごとに対戦できるのも、ここゆいるの大きな魅力だ。

浴室入口前にあるアウフギースの予定表。平日だと21時まで毎時00分ごとにアウフギーサーと対戦できる mediba編集部

ととのいながらの「クールスイング」

至極の熱波を浴びきったあとは、水風呂を経てととのいへと向かう。

外気浴スペースにはサウナーに人気の「インフィニティチェア」が2脚あるほか、浴室内にも腰掛けるタイプのととのいチェアが多くある。休憩場所には事欠かなかった。

またゆいるオリジナルのサービスとして、アウフギースが終わったあとは、ととのい中にアウフギーサーが涼風を扇いで送ってくれる「クールスイング」がある。

死闘を繰り広げたあと、互いの奮闘を労い合うかのような時間。ととのいはより深まった。

女性側も熱波をいつでも

ゆいるは女性側のサウナも常設で、本格的なロウリュやアウフグースを楽しみたい女性サウナーにとってはパラダイスといっても過言ではない。

女性側のサウナ室の温度は90度超と男性側に比べて優しい設定で、水風呂の水深は135cmと体格に合わせている。男女それぞれのサウナーに最大限満足してもらえるよう、至るところに工夫が施されている。

こだわり素材のサ飯

ゆいる内のレストランでビールとヘルシーな食を楽しむ mediba編集部

これまで訪れたどのサウナも、サウナ飯(サ飯)は非常に美味しくレベルの高さを感じたが、ゆいるも例に漏れない。

こだわりの素材を使った麻婆豆腐など、美味しい料理の数々。食事で訪れるだけでも十分満足感を味わうことができるだろう。厳選したキムチが乗った冷奴も味わい深く、ビールとの相性がぴったりだった。

アウフグースだけでなく、次来た時は何を食べるかもゆいるの楽しみの一つ。サウナが終わったころにちょうどお腹が空くようコンディショニングしたいところだ。
(普久原裕南)

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