イングランド代表、新監督はトゥヘル氏に決定も…ペップ氏、アンチェロッティ氏にも接触していた?
FA(イングランドサッカー協会)は16日、イングランド代表の新監督にトーマス・トゥヘル氏が就任することを発表した。だが、FAはトゥヘル監督以外にも数々の“名将”に接触していたようだ。
イングランド代表は今夏のEURO2024で初優勝が期待されながら、決勝でスペイン代表に1-2で敗れ、2大会連続の準優勝となった。大会終了後、FAはガレス・サウスゲート監督の辞任を発表。EURO2016の後から約8年間続いた“サウスゲート体制”に終止符が打たれていた。
現在はU-21代表を率いていたリー・カーズリー氏を暫定指揮官に据えて、UEFAネーションズリーグ(UNL)を戦っているが、サウスゲート監督の辞任が決まって以降、後任には大きな注目が集まっていた。最終的には、ドルトムント、パリ・サンジェルマン(PSG)、チェルシー、バイエルンなど数々のビッグクラブを率いた経験を持つ51歳が後任の座に着くこととなったが、FAから打診を受けたのはトゥヘル氏だけではないようだ。
現役時代にレスター、バルセロナ、トッテナムなどで活躍しただけでなく、キャリアの晩年には名古屋グランパスでもプレーし、現在は解説者として活躍する元イングランド代表FWゲーリー・リネカー氏がポッドキャスト『The Rest Is Football』内で「FAがこの夏にペップ・グアルディオラと話をしたことは広く知られているよね。私が知る限りでは、(カルロ・)アンチェロッティとも話をしたみたいだよ」と発言。現在マンチェスター・シティを率いて前人未到のプレミアリーグ4連覇を達成したグアルディオラ監督、現在レアル・マドリードの指揮を執り、昨季はラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)優勝へ導いたアンチェロッティ監督に接触していたことを明かした。
なお、グアルディオラ監督は今季限りでマンチェスター・シティとの現行契約が満了を迎えるものの、契約の最終年に突入する前の今夏にはその可能性を否定。アンチェロッティ監督については昨年12月にレアル・マドリードとの契約を2026年夏まで延長していたことから、“スリーライオンズ”を率いる可能性が高いとは言い難い状況だった。
イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、最終的にFAは国内外から広く候補者を選定し、10人程度と面談をしていたという。様々な噂が流れたなか、最終的にイングランド代表を率いる監督はトゥヘル氏に決定。トゥヘル新監督の任期は来年1月からで、同3月のインターナショナルマッチウィークが新体制での初陣となる見込みだ。
10/17 23:05
サッカーキング