イングランド代表、トゥヘル氏の監督就任を正式発表!…史上3人目の外国人指揮官に

トーマス・トゥヘル氏

 イングランドサッカー協会(FA)は16日、同国代表の監督にトーマス・トゥヘル氏が就任したことを発表した。

 FAの公式発表によると、トゥヘル氏はFIFAワールドカップ26ヨーロッパ予選に先立ち、2025年1月1日からイングランド代表監督としての仕事を開始する予定。11月のUNLはカーズリー暫定監督が引き続き指揮を執る。

 今夏のEURO2024で2大会連続の準優勝に終わったイングランド代表は、大会終了後にガレス・サウスゲート前監督の辞任を発表。その後はU-21代表を率いていたリー・カーズリー氏を暫定指揮官に据えて、UEFAネーションズリーグ(UNL)の4試合を消化。3勝1敗という成績を収めていたが、北中米3カ国で開催されるFIFAワールドカップ26に向けて、経験豊富なドイツ人指揮官が世界屈指のタレント力を誇るチームを率いることとなった。

 現在51歳のトゥヘル氏はシュトゥットガルトの下部組織で指導者キャリアをスタートさせた。マインツでヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得、ドルトムントでDFBポカール優勝と母国で実績を残すと、2018年夏にはパリ・サンジェルマン(PSG)の監督に就任。2019-20シーズンには国内4冠のほか、クラブを初のチャンピオンズリーグ(CL)決勝に導くなど手腕を発揮。2021年1月から率いたチェルシーでもCL制覇を成し遂げた。

 昨年3月にはユリアン・ナーゲルスマン監督(現:ドイツ代表)の後任としてバイエルンの指揮官に就任し、ブンデスリーガ11連覇を果たしたものの、2年目の昨シーズンは安定感を欠いた戦いに終始。最終的には12年ぶりの無冠という結果に終わり、シーズン終了後に退任した。

 トゥヘル氏にとってナショナルチームの指揮は今回のイングランド代表が初めて。また、イングランド代表にとっては、スウェーデン人のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏、イタリア人のファビオ・カペッロ氏に続いて史上3人目の外国人指揮官となった。

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