トゥヘル氏のイングランド代表監督就任が決定的に…史上3人目の外国人指揮官誕生へ
ドイツ人指揮官のトーマス・トゥヘル氏が、イングランド代表監督に就任することで合意に達したようだ。15日、イギリスメディア『BBC』やイギリス紙『タイムズ』などが伝えている。
イングランド代表はEURO2024で準優勝に終わった後、ガレス・サウスゲート元監督が退任。後任探しが難航したなか、9月の活動からU-21代表のリー・カーズリー監督が暫定的にチームを率いている。9月の活動は2戦2勝(4得点無失点)に終わったことから、正式就任の可能性も噂されていたが、10月の活動を1勝1敗で終えたことでカーズリー氏の正式監督就任も白紙になったと見られていた。
正式指揮官の候補にはジョゼップ・グアルディオラ氏(現マンチェスター・シティ監督)、グレアム・ポッター氏(現在フリー)、エディ・ハウ氏(現ニューカッスル監督)らの名前が上がっていたなか、トゥヘル氏の就任も有力視されていた。
そして、今回の報道によると、イングランドサッカー協会(FA)はトゥヘル氏と代表監督の就任で合意に達した模様で、正式な発表は16日中に『ウェンブリー・スタジアム』で行われる予定となっていることが伝えられている。
また、当初の予定通り、カーズリー暫定監督は11月の活動まで指揮を続けるものと見られており、その後、トゥヘル氏が正式就任することが予想されている。
なお、イングランド代表にとっては、スウェーデン人のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏、イタリア人のファビオ・カペッロ氏に続いて、トゥヘル氏が史上3人目の外国人指揮官になるようだ。
現在51歳のトゥヘル氏は、ドルトムントやパリ・サンジェルマンなどでも指揮を執り、チェルシー時代の2020-21シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇を達成した。2023年3月からはバイエルンを率いていたが、2023-24シーズンは無冠に終わり、同シーズン終了後に退任。以降、マンチェスター・ユナイテッド就任の可能性も噂されていたが、フリーの状態が続いていた。
10/16 09:36
サッカーキング