イングランド代表次期監督の適任者とは? 暫定指揮官「ワールドクラスな人が…」

リー・カーズリー暫定監督

 U-21イングランド代表監督ながら、現在暫定的にA代表を率いているリー・カーズリー暫定監督が、同代表の次期正式指揮官に相応しい監督像について言及した。13日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 EURO2024で準優勝に終わったイングランド代表は、同大会終了後にガレス・サウスゲート前監督が辞任。後任探しが難航したなか、9月の活動から暫定的にカーズリー氏がA代表を率いている。9月の活動は2戦2勝(4得点無失点)に終わったことから、正式にA代表指揮官に就任する可能性も噂されているが、今月10日に行われたギリシャ代表戦に1-2で敗れたことから、同試合後には当初の期間が満了したら、U-21の指揮官に戻る予定であることを明かしていた。

 13日に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)リーグB・グループ2の第4節のフィンランド代表戦(○3-1)後、自身の去就について改めて聞かれたカーズリー暫定監督は「私は同じことを言い続けている。私の任務は6試合でそれで満足している」と当初の予定通り任期は11月の活動までであることを強調した。

「これは特権的な立場だ。本当に楽しんでいるけど、この2日間は楽しめなかった。イングランド代表チームは負けることに慣れていないし、負けをうまく受け入れることができない」

「人々は常にどちらかに賭けようとする。でも、私はどちらにも傾いていない。上司は私に何を求めているかを明確にしている。この仕事にはトロフィーを獲得したワールドクラスの監督が相応しいと思うし、私はまだその道を歩んでいる途中だ」

 それでも、それは自身が正式指揮官の候補から外れているという意味なのかと聞かれたカーズリー暫定監督は「絶対にそういうことではない」と否定しながら、次のように説明を続けた。

「私が言いたかったことはこれは世界最高の一つだということだ。私はそのプロセスには関わっていないが、トップクラスのコーチに相応しい仕事だ。今起用できる選手たちなら、勝つチャンスは十分にある。それが私が言いたかったことだ」

「誰がこの仕事に就くにせよ、高いレベルの仕事になるだろう。この仕事をすることは名誉なことで、私は本当に信頼されていると感じている。だからこそ、先日の試合で負けたことはとても辛かった。だけど、それからの反応は良好だったと思う」

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