現地メディアが佐々木朗希の移籍先を予想 ドジャース有力視も、パドレスら全球団に獲得可能性あり

TOKYO, JAPAN - MARCH 11: Roki Sasaki #14 of Japan throws in the first inning during the World Baseball Classic Pool B game between Czech Republic and Japan at Tokyo Dome on March 11, 2023 in Tokyo, Japan. (Photo by Masterpress - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images)


TOKYO, JAPAN - MARCH 11: Roki Sasaki #14 of Japan throws in the first inning during the World Baseball Classic Pool B game between Czech Republic and Japan at Tokyo Dome on March 11, 2023 in Tokyo, Japan. (Photo by Masterpress - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images)

◆ 全30球団に獲得可能性あり

 ロッテは9日、佐々木朗希投手(23)のポスティングによるMLB球団への移籍に向けた手続きを開始することを発表。これを受け、複数の米メディアが佐々木の移籍先候補となる球団を伝えた。

 MLB公式のマーク・フェインサンド記者は複数の球団幹部への取材を通し、ドジャースとパドレスを有力候補として紹介。ドジャースは大谷翔平山本由伸の加入により日本での注目度が増しており、パドレスには佐々木と親交の深いダルビッシュ有が所属。両球団の一騎打ちではないとしながらも、『日本人投手を獲得したことのある西海岸の球団』にチャンスがあるとの見解を示した。加えて、他の球団幹部が「東海岸の球団の中ではメッツが有力」と話していることも報じた。

 『ESPN』のカイリー・マクダニエル記者もドジャースを候補に挙げ、「佐々木は山本と同じ理由でドジャースを選ぶと噂されている。西海岸の大都市に本拠地を構え、実力があり、日本人チームメイトが居て、一流の育成組織を持っている。金額が最優先でない世界においては、典型的な入札競争ではなく、各球団の売り込みが勝負になるだろう。」と指摘。25歳未満の佐々木はポスティングの規定上、昨オフの山本のような大型契約を結ぶことはできないが、ドジャースは資金力以外の面からも魅力的な選択肢であることを記した。

 しかし、同じく『ESPN』のジェフ・パッサン記者はドジャース移籍を有力視する報道を時期尚早であると主張し、パドレスを有力予想。さらに、予てより強い興味を示しているメッツヤンキースのニューヨーク両球団や、伝統のあるカブス、国際的都市トロントを本拠とするブルージェイズ、かつてダルビッシュが成功を収めたレンジャーズ、育成力に定評のあるレイズを候補として列挙。マクダニエル氏と同様に、佐々木の契約規模に上限があることについて触れ、全30球団に獲得レース参戦の可能性があると言及した。

 佐々木は2019年のドラフト会議で1位指名を受けてロッテに入団し、2021年にデビュー。NPB通算64試合で29勝15敗、394回2/3を投げて防御率2.10、505奪三振を記録した。

ジャンルで探す