イチロー氏が米野球殿堂入り候補に選出 日本人選手史上初の快挙へ、来年1月に発表

TOKYO, JAPAN - MARCH 21: Outfielder Ichiro Suzuki #51 of the Seattle Mariners at bat in the 8th inning, last plate appearance, during the game between Seattle Mariners and Oakland Athletics at Tokyo Dome on March 21, 2019 in Tokyo, Japan. (Photo by Masterpress/Getty Images)


TOKYO, JAPAN - MARCH 21: Outfielder Ichiro Suzuki #51 of the Seattle Mariners at bat in the 8th inning, last plate appearance, during the game between Seattle Mariners and Oakland Athletics at Tokyo Dome on March 21, 2019 in Tokyo, Japan. (Photo by Masterpress/Getty Images)

◆ イチロー氏が米野球殿堂入り候補にノミネート

 現地時間18日、米野球殿堂が2025年の殿堂入り候補者28名を発表。シアトル・マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)が選出された。

 2001年にマリナーズでMLBデビューを飾ったイチロー氏は、同年トップの打率.350、242安打、59盗塁をマークし、ア・リーグ史上最多116勝での地区優勝に貢献。史上2人目となる新人王とMVPの同時受賞を達成した。2004年にはシーズン262安打を放ち、ジョージ・シスラーの最多記録を84年ぶりに更新。2010年まで10年連続でゴールドグラブ賞、シーズン200安打、オールスターゲーム出場を成し遂げた。

 その後ヤンキースマーリンズを経て、2018年からマリナーズへ復帰し、2019年3月に日本で行われた開幕シリーズで現役引退を発表。19シーズン通算2653試合に出場して打率.311、3089安打、117本塁打、780打点、509盗塁を記録した。

 米野球殿堂はMLBで10年以上プレーした選手が、引退から5年後に候補者入りの資格を得ることができる。殿堂入りには全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で75%以上の得票が必要となり、投票結果は日本時間の来年1月22日に発表される。

 過去には野茂英雄氏、松井秀喜氏がノミネートされたが、殿堂入りはならず。日本人選手史上初の殿堂入り、2019年のマリアーノ・リベラ氏以来2人目となる満票選出に期待がかかる。

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