カヌチャリゾートがレンタカー会社を経営するワケに納得! リゾートゴルファーにはメリットしかない!?
リゾート地でゴルフを楽しむ人にとって、大して使うわけでもないレンタカー料金はムダな費用です。さらに、乗り捨てとなると、別途費用がのしかかってきます。そんなゴルファーの悩みを解消するようなレンタカー会社をゴルフ場も運営するカヌチャリゾートが開始したそうです。
レンタカーをリゾート内の営業所で乗り捨てできる
2泊3日でカヌチャゴルフコース(沖縄県)に取材に行く機会がありました。カヌチャゴルフコースは沖縄本島北部・名護市の東海岸に位置するカヌチャリゾート内に18ホールが展開し、インコースはホテルやコテージに囲まれながらプレーする日本ではなかなか見られない印象的なシーサイドリゾートコースです。
筆者は以前、ゴルフ雑誌の編集部に在籍していたことがあり、その当時から取材で何度も訪れたことがあるのですが、今回初めて経験したことがありました。それはカヌチャリゾートが自社で経営するカヌチャレンタカーの空港前営業所で車を借り、自分で車を運転して那覇空港とカヌチャリゾートを往復したことです。
これまでにもレンタカーで取材に訪れたことはありましたが、カヌチャレンタカーという自社ブランドのレンタカー会社があることは知りませんでした。話を聞くと2023年4月に営業を開始したそうです。
こちらは新規事業というわけではなく、カヌチャリゾートの運営会社である白石グループは1952年の創業以来、沖縄で建設資材販売、自動車部品販売、不動産事業、ガソリンスタンド運営、レンタカー事業、貨物運送事業などを多角的に展開してきました。そこから観光事業に進出して1993年にカヌチャリゾートをオープンさせています。
自動車関連ビジネスは元々、得意ジャンルなのです。日本全国を見渡しても、ゴルフ場運営企業が自社ブランドのレンタカー会社を立ち上げたのは初めてのケースではないでしょうか。
ゴルファーにとって、ゴルフ場運営企業が経営するレンタカー会社を利用することはどんなメリットがあるのでしょうか。株式会社カヌチャベイリゾートのセールス&マーケティング部部長の具志幸学さんに話を聞きました。
「カヌチャゴルフコースでプレーをされるお客様は、カヌチャリゾート内のホテルに2泊3日とか3泊4日で宿泊されるケースが多いんですね。そうすると、プレー中は車に乗りませんし、ラウンド後もリゾート内でのんびりされるのであれば使う機会がありません」
「そういう人たちのためにシャトルレンタカーというのがあって、行きは空港前営業所で借りてリゾート内の営業所に返して終わり、帰りはリゾート内の営業所で借りて空港前営業所に返して終わり、行きも帰りも乗り捨てができます」
「他のレンタカー会社で車を借りると、2泊3日とか3泊4日のレンタル料金を支払わなければなりませんから、ムダな出費がなくなります」
これは確かに大きなメリットで、沖縄に限らず九州や北海道に行ってゴルフをするとき、レンタカーを借りても空港からゴルフ場までの移動とゴルフ場からホテルまでの移動しか車に乗りませんから、借りている時間が長い割に乗っている時間が短いと感じることがあります。
しかし、すべてをタクシー移動にすると割高になるケースが多いので、結局レンタカーを借りることになります。
カヌチャリゾートはゴルフ場とホテルが近接しており、リゾート内は乗用カートで移動するので車は必要ありません。車が必要なのは空港とゴルフ場の往復のみです。それが行きも帰りも乗り捨てできると、効率的にレンタカーを利用することができます。
レンタカーの営業所でホテルのチェックインができる
カヌチャレンタカーで車を借りて、カヌチャゴルフコースでプレーをすることは、他にもいくつかのメリットがあるといいます。
「たとえばゴルフのプレーを終えた後、観光に行きたいからレンタカーを借りたままにしておきたい場合、他のレンタカー会社ですと宿泊1滞在あたり乗用車1500円(税込)の駐車料金がかかりますが、カヌチャレンタカーを利用すれば免除になります」
「それとカヌチャレンタカーの空港前営業所でホテルのチェックインの手続きができます。そうするとカヌチャリゾートに着いてすぐに手続きなしでホテルの部屋に入れますから、非常にスムーズです」
これらもコスパ(コストパフォーマンス)やタイパ(タイムパフォーマンス)が重視される今の時代に合ったサービスです。
タイパの面でいうと、カヌチャレンタカーの空港前営業所は那覇空港から最短で3分という抜群の立地条件にあります。カヌチャリゾートに宿泊しない人でも、レンタカーだけの利用もできますから、沖縄ゴルフ旅を企画している人は検討してみてはいかがでしょう。
10/21 14:10
ゴルフのニュース