クラブ150年の歴史で最高勝率を記録中のエメリ監督…ヴィラ主将「彼のような人には会ったことがない」

　アストン・ヴィラに所属するスコットランド代表MFジョン・マッギンが、クラブを率いるウナイ・エメリ監督を称賛した。23日、イギリス紙『BBC』が同選手のコメントを伝えている。

　チャンピオンズリーグ（CL）リーグフェーズ第3節22日に行われ、アストン・ヴィラは本拠地『ヴィラ・パーク』でボローニャと対戦した。前半は拮抗した展開が続いたものの、スコアレスで迎えた55分にジョン・マッギンの直接フリーキックでアストン・ヴィラが先制に成功。64分にはクロスからジョン・デュランが追加点を奪い、2－0でホームチームが勝利した。

　この勝利によりアストン・ヴィラはCL開幕から3連勝を達成。41年ぶりに欧州最高峰の舞台で戦う同クラブは、各国の名門クラブたちを抑えて暫定首位に浮上している。また、エメリ体制3年目を迎えた今シーズンは公式戦全体で見ても絶好調。現在10試合無敗を維持しながら各コンペティションで好成績を記録中だ。なお、これまでアストン・ヴィラの指揮官として公式戦95試合を戦ってきたエメリ監督だが、その勝率は55.79パーセント。クラブ150年の歴史の中で最高の数字を叩き出している。

　そんななか、アストン・ヴィラでキャプテンを務めるマッギンがエメリ監督について言及。「今まで何が起ころうとも、そしていつ去ろうとも、彼は間違いなく僕たちのクラブで最も偉大な監督の1人として語り継がれるだろう」と称賛しつつ、「彼は僕たちのリーダーであり、僕たちはエネルギーをもらっている」と同監督が与える影響の大きさを説明した。

　また、「彼は本当に意欲的だ。彼のような人には会ったことがない」とコメント。続けて「彼は僕たちがエネルギーと熱意、そして興奮を注ぎ込めるように決してアクセルから足を離さない。彼の決意と情熱は他に並ぶものがないんだ」とエメリ監督が持つ能力を絶賛している。