マンチーニ退任のサウジアラビア代表、後任は元ブラジル代表指揮官が有力候補?

チッチ氏

 サウジアラビア代表の新監督に元ブラジル代表指揮官のチッチ氏が就任する可能性が浮上しているようだ。24日、ブラジル版の『TNT Sports』や『Bolavip』などが伝えている。

 サウジアラビア代表は2023年8月に元イタリア代表指揮官のロベルト・マンチーニ監督を招へい。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』では年俸2500万ユーロ(約41億円)という契約を締結したことが伝えられたが、AFCアジアカップカタール2023はラウンド16で敗退したほか、現在開催されているFIFAワールドカップ26アジア最終予選はここまで1勝2分け1敗で3位となっている。

 10月の活動では日本代表に0-2で敗れたほか、バーレーン代表戦も0-0で終わったことから、マンチーニ監督の解任の噂が浮上していたなか、24日にサウジアラビアサッカー連盟(SAFF)はマンチーニ監督と双方合意のうえで契約を解除したことを発表した。

 これに伴い、後任の行方には注目が集まっているが、今回の報道によると、現在フリーとなっているチッチ氏が有力候補に挙げられている模様で、同氏の代理人はすでに欧州でサウジアラビア代表の関係者と交渉を行なっており、契約締結に近づいていることが伝えられている。

 現在63歳のチッチ氏は、これまでにグレミオやインテルナシオナル、コリンチャンスなど国内複数クラブの監督を歴任。計3度指揮したコリンチャンスでは、コパ・リベルタドーレスFIFAクラブワールドカップを制した。また、2016年からはブラジル代表を率いると、2019年に開催されたコパ・アメリカでは母国を優勝に導く手腕を発揮し、FIFAワールドカップカタール2022後に退任。2023年10月からはフラメンゴの指揮官に就任していたものの、先月末に退任しており、現在はフリーとなっているが、果たしてサウジアラビア代表を率いることになるのだろうか。

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