チェルシーで大活躍のパーマー、昨夏の移籍を回想「ギャンブルだった」

コール・パーマー

 チェルシーに所属しているイングランド代表MFコール・パーマーが、昨夏の移籍を振り返った。13日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在22歳のパーマーはマンチェスター出身でU-8からマンチェスター・シティの下部組織に所属。2019-20シーズンにはU-18チームをリーグとFAユース杯の2冠にチームを導くと、2020年9月にトップチームデビューを果たした。しかし、層が厚いトップチームでの出場機会はあまりなく、公式戦41試合の出場で、6ゴール2アシストを記録するにとどまった。

 そのような状況から、昨夏に追加オプションを含め、総額4500万ポンド(約88億円)と見られる移籍金でチェルシーへの完全移籍を決断。すぐにスタメンの座を掴み取ると、公式戦48試合出場で27ゴール15アシストを記録し、リーグ年間最優秀若手選手賞やチェルシー内での最優秀選手賞など数多くの個人賞を受賞した。

 なお、プレミアリーグでは昨季の開幕から今季も含め、ここまで41試合出場で28ゴール16アシストを記録しており、リーグ最多の得点関与数を記録している。

 また、2023年11月にはイングランド代表デビューを果たすなど、チェルシーに移籍したことで出場機会を得て、大きな飛躍を遂げたパーマー。イギリスのテレビ局『ITV』で昨夏の移籍について聞かれると、自身の人生を変えた出来事だったと明かした。

マンチェスター・シティを離れたことをどう振り返るかって? そうだね、それはギャンブルだったよ。なぜなら、自分が何に挑むのか、どのクラブに行くのかもわからなかったからね」

「ここには行くな、あそこには行くなと周りからは言われていた。でも、自分でやりたいことを決めて、そうしたんだ。クラブを移籍したことで人生が変わった。いろいろな意味でね。生まれ育ったマンチェスターを離れ、一緒にいる必要のない人たちからも離れられた。もちろん、フットボールも大きく変わったよ」

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