元オランダ代表MFストロートマンが34歳で現役引退「フットボールよ、ありがとう!」
元オランダ代表MFケヴィン・ストロートマンが18日、自身の公式SNSを通して現役引退を発表した。
これまでに母国のエールディヴィジだけでなく、セリエAやリーグ・アンでも活躍してきたストロートマン。今夏に前所属先であるジェノアを退団すると、以降はフリーの状態が続いていた。そんな同選手は18日、自身の公式SNSにて、自身の顔写真とこれまで所属してきたクラブのエンブレムが掲載された画像とともに、「僕のキャリアは終わりを迎える。フットボールよ、ありがとう!」と投稿。現役引退の報告を行った。
ストロートマンは1990年2月13日生まれの現在34歳。母国のスパルタ・ロッテルダムのアカデミーで育ち、2008年2月に行われたエールディヴィジのアヤックス戦で、18歳にしてトップチームデビューを飾った。翌シーズンからは中盤の主力に定着すると、ユトレヒトを経て、2011年夏には母国の名門であるPSVに完全移籍加入。初年度からKNVBベーカー(オランダ・カップ)優勝に貢献するなど主力としてプレーし、在籍した2年間で公式戦通算88試合出場13ゴール28アシストを記録。2013年夏にはローマへ完全移籍し、初の国外挑戦を果たした。
ローマでは加入初年度から不動のセントラルMFに君臨。2度の大ケガに見舞われるなど苦しい時間も過ごしたが、復帰後は定位置を奪い返し、約5年間の在籍で公式戦通算131試合出場13ゴール19アシストをマークした。2018年夏にマルセイユへ完全移籍すると、以降はジェノアへ2度、そしてカリアリへのレンタル移籍を経て、2023年夏には完全移籍でジェノアへ加入。昨季はセリエAで27試合のピッチに立ったものの、同シーズン限りでクラブを離れていた。
また、2011年2月にはオランダ代表デビュー。翌年開催されたEURO2012では、出場こそなかったもののメンバー入りを果たした。ローマ時代に抱えたケガの影響もあり、FIFAワールドカップブラジル2014行きは逃したものの、国際Aマッチ通算で46試合出場3ゴール4アシストを記録するなど、長らくオランダ代表の一員として活躍。2019年11月に開催されたEURO2020予選のエストニア代表戦が、オランダ代表での“ラストマッチ”となっていた。
【投稿】ストロートマンが現役引退を発表
Careers come to an end.
Thank you football! pic.twitter.com/e258izJvdP— Kevin Strootman (@Kevin_strootman) October 18, 2024
10/19 08:44
サッカーキング