10分の寝坊が命取りに!? 渋滞を考慮したゴルフ場到着予定時刻はスタート何分前に設定するべき?

渋滞する場所を通るゴルフ場への道のりは、時間設定が非常に難しいものです。余裕を持ってゴルフ場に到着するためには、スタート時間の何分前を到着時間として設定すべきなのでしょうか。

出発時間が10分遅れたら到着時間が30分遅れた

 千葉県のゴルフ場を8時45分スタートでラウンドするゴルフの誘いがありました。そのゴルフ場は自宅からの距離はそれほど遠くないのですが(片道74.8キロ)、通勤時間帯は高速道路が必ず渋滞する区間があります。したがって少し早めに出発し、少し早めに到着するスケジュールを組みました。

 具体的には到着予定時刻を7時30分に設定し、そこから逆算して6時に自宅を出発することにしました。筆者は出発時刻の1時間前に起きますから、起床時間は5時です。

朝の渋滞は出発が数分遅れただけで到着時間に大きく影響を及ぼす可能性がある 写真:PIXTA

朝の渋滞は出発が数分遅れただけで到着時間に大きく影響を及ぼす可能性がある 写真:PIXTA

 当日の朝は予定どおり5時に起きたのですが、小学生の息子と娘が普段よりも早めに起きてきたのでおしゃべりしていたら出発準備が遅くなってしまいました。気づいたら出発予定時刻の6時を過ぎており、6時10分に慌てて出発しました。

 出発当初は10分くらいの遅れであればどこかで取り戻せるだろうと考えていました。ところが普段は高速道路の最寄りインターまで20分で着けるのに、出発が遅れたので交通量が増えており、高速に乗るまで30分かかりました。この時点で当初の予定よりも20分遅れです。

 高速に乗ってからは予定どおりの速度で走行できたのでひと安心しましたが、宮野木ジャンクションで東関東自動車道から京葉道路に合流する地点で肝を冷やしました。予想をはるかに上回る渋滞が発生していたのです。

 穴川インターチェンジから貝塚インターチェンジまでガッツリ渋滞していましたから、通過に30分近くかかりそうです。30分で渋滞を抜ければ8時前後には到着できそうですが、自然渋滞に事故渋滞が重なったりすると渋滞通過に40~50分かかるケースもありますから、スタート30分前の到着も危うくなるかもしれません。

 このような展開になったときは、車線選びを間違えないことと事故渋滞が重ならないことを祈るしかありません。幸いにもこの日は30分で渋滞を通過し、8時ちょうどにクラブハウスに到着することができました。同伴者に迷惑がかからない時間に到着できたのはよかったですが、スタート前練習に行く時間がなかったので、スタートホールで少しバタつきました。

 それにしても出発が10分遅れただけなのに、到着が7時30分予定から8時と30分も遅くなったことに驚いたと同時に、タイムスケジュールどおり出発することの大切さをあらためて思い知らされました。

ギリギリに到着しても何一ついいことはない

 今でこそスタート時間の1時間前にはコースに到着するように心がけていますが、20~30代のころは時間の読みが甘くて到着がスタート直前になり、同伴者にご迷惑をおかけしたことが何度もありました。

 そもそも到着予定時刻をスタート時間の1時間前に設定すると、想定外のことが何か一つ起こっただけで20~30分のタイムロスが発生します。ですから筆者はスタート時間の1時間15分前から1時間30分前を到着予定時刻に設定するようにしています。

 ゴルフウエア姿でゴルフ場に行く人は「クラブハウスに10分前に到着すればスタートにギリギリ間に合う」と思っているケースもあるようですが、ゴルフ場にとってスタート10分前はティーイングエリアで待機してほしい時間です。

 そこから逆算すると、スタート20分前にはキャディーバッグを乗用カートに積み込みたいと考えています。そうするとスタート30分前にはフロントにチェックインしてほしいわけです。30分前にチェックインが済んでいない場合は「同伴者の方がまだお見えになっていませんが間に合いますでしょうか」と逆質問されるケースもあります。

「ゴルフのスタート時間はただでさえ朝早いのに、なんでそんなに早く到着しなきゃいけないの」と思うかもしれませんが、スタート時間に間に合うかどうかの瀬戸際でハラハラドキドキするよりも、早めに到着してストレッチや練習で体をほぐしたほうがゆったりとラウンドを楽しむことができます。

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