話題のツアー支給品モデル「パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆S」 トップアマが即購入を決めた理由とは?

キャロウェイゴルフの2024年モデル・パラダイム「Ai SMOKE」ドライバーシリーズに「Ai SMOKE◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」よりもわずかにディープでコンパクトになった「Ai SMOKE◆◆◆S(トリプルダイヤモンドS)」が追加されました。実際に購入してエースドライバーにしたインアドアゴルフレンジKz亀戸店・小坂支配人に「トリプルダイヤモンドS」の特性などを聞きました。

モデルのラインナップが豊富すぎる!? 全ニーズを押さえる「Ai SMOKE」

「パラダイムAi SMOKE」ドライバーシリーズは、今期メジャー3勝を挙げた「トリプルダイヤモンド」に追加モデルも加わり、非常に豊富なラインアップ。多様なヘッド特性やデザイン、サイズが選べることでゴルファーニーズを全領域でカバーしているため、プロ・アマを問わず大人気です。

大事な試合の直前に「Ai SMOKE トリプルダイヤモンドS」をエースドライバーにしたという小坂氏、魅力はどこにあるのか?

大事な試合の直前に「Ai SMOKE トリプルダイヤモンドS」をエースドライバーにしたという小坂氏、魅力はどこにあるのか?

 球のつかまりと直進性が高くミスに対する寛容性が高い「MAX」「MAX D」から、トッププロの使用が多い「トリプルダイヤモンド」まで、幅広いゴルファーが「Ai SMOKE」ユーザーになり得るということです。実際にコースでも「同組のゴルファーが全員Ai SMOKEだった」という話を聞いたことがあります。

 こんなにモデル数が多いと、どれを選べばいいのか迷ってしまがちです。そこで、今回は話題の追加モデル「トリプルダイヤモンドS」にフォーカス。すぐに実戦投入してクラブチャンピオンを獲得したインアドアゴルフレンジKz亀戸店・小坂圭司支配人に、その特長などを聞きました。

今期メジャー3勝を挙げた「トリプルダイヤモンド」を初め、プロアマ問わずゴルファーニーズを全領域でカバーする「パラダイムAi SMOKE」シリーズ

今期メジャー3勝を挙げた「トリプルダイヤモンド」を初め、プロアマ問わずゴルファーニーズを全領域でカバーする「パラダイムAi SMOKE」シリーズ

 ドライバーを1ラウンドで使用する回数は14回以下。しかし競技ゴルファーにとっては、チャンスやアドバンテージを握る重要なクラブです。すぐに使い始めるには、理由があるというわけです。

洋ナシ型で構えやすくスピン量も多め、操作性も求める競技志向派にピッタリ

 今季、全米プロゴルフ選手権全英オープンでメジャー2勝を挙げたザンダー・シャウフェレは「トリプルダイヤモンド」を使用しています。「トリプルダイヤモンドS」はそれよりもわずかにディープフェースかつコンパクト(420cc)ながら、スピン量が多いモデルです。

 ストレートからフェードのイメージが非常に出しやすい美しい洋ナシ型ヘッドが特徴。ヘッドの重量調整もできて操作性にも優れている点は、競技志向派にはうれしい特性といえるでしょう。

クラブ選手権決勝直前のラウンドでは、いきなりパー4でワンオンを連発するなどかなりの好フィーリングだったため即投入を決断

クラブ選手権決勝直前のラウンドでは、いきなりパー4でワンオンを連発するなどかなりの好フィーリングだったため即投入を決断

 小坂氏お気に入りのフジクラ「ベンタス TRブラック(5S)」仕様でラウンドを行ったところ、パー4でワンオンが連発するなどナイスショット&好フィーリングだったそうです。翌日のクラブ選手権決勝に即「トリプルダイヤモンドS」を投入し、優勝してしまったということです。

 元々ヘッドスピードが速く、ボール初速70メートル/秒オーバーの飛ばし屋である小坂氏ですが、「だからこそ安心して使える」エースドライバー探しには常にアンテナを立てていたそうです。

 周りのゴルファーが「Ai SMOKE」ドライバーを購入してナイスショットしているのを見て「ちょっと打たせて」とお願いしたのがきっかけ。構えた時の好みにピッタリだった「トリプルダイヤモンドS」が予想以上に感触がよかったため、即購入となったそうです。

ヘッドファーストに構えやすいのでアッパーブローで飛距離が伸ばせる

 元々ドライバーが得意で飛ばせる人が、さらに飛んで曲がらないクラブを手に入れてしまったら「鬼に金棒」です。振り心地が気に入っているフジクラ「ベンタス TRブラック(5S)」シャフトとの相性がよかったことも、エースとして投入する決断の要因になったそうです。

 また、「パラダイムAi SMOKE」ドライバーをトゥ側からシャフトを垂直して見てみると、「ソール角」と呼ばれるせり上がりがあります。この点も飛距離アップに効果的で、気に入っている特徴だといいます。

ヘッドのお尻がせり上がっていることで、ヘッドファーストに構えやすくなり、アッパーブローに打ちやすい

ヘッドのお尻がせり上がっていることで、ヘッドファーストに構えやすくなり、アッパーブローに打ちやすい

「ソール角」があると、アイアンのようなハンドファーストではなく、わずかな「ヘッドファースト」で構えやすくなります。「高打ち出し&低スピン」のアッパーブローでのインパクトができ、飛距離が伸びるというわけです。

 さらにヘッドの座りがよいだけでなく、ターゲットに真っすぐフェースが合わせやすくなっているのも大きな特長です。

 リキんだ時にフックや引っかけのミスも大幅に減って、ティーショットに自信を与えてくれたというのが小坂氏の「トリプルダイヤモンドS」評でした。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。

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