吉田優利や神谷そら、臼井麗華らの妹も参戦! 過酷なサバイバル「プロテスト2次予選」が9月3日スタート

JLPGAプロテスト第2次予選は、2つの会場で9月3日から、もう一つの会場では9月10日から開催される。最終プロテスト前の戦いには、日本女子アマチャンピオンやシード選手の妹なども参戦する。

最終プロテストに向けた最後の戦い

◆国内女子ゴルフ

JLPGAプロテスト第2次予選 A地区・9月10~13日・静ヒルズカントリークラブ(茨城県) B地区・9月3~6日・花の木ゴルフクラブ(岐阜県) C地区・9月3~6日・城陽カントリー倶楽部(京都府)

 ツアーを目指す戦いが、第2ステージに突入する。

 JLPGAプロテスト第2次予選は、2つの会場で9月3日から、もう一つの会場では9月10日から開催される。最終テスト(10月29日~11月1日、茨城・大洗GC)への通過人数は、2次予選開始当日にそれぞれ発表されるが、A地区(9月10~13日、茨城・静ヒルズCC=参加104人)、B地区(9月3~6日、岐阜・花の木GC=参加102人)、C地区(9月3~6日、京都・城陽CC=参加98人)から、それぞれ30位前後が通過する見込みとなっている。

米女子ツアーでプロデビューした山口すず夏も2次予選に登場 写真:Getty Images

米女子ツアーでプロデビューした山口すず夏も2次予選に登場 写真:Getty Images

 6つの会場で行われた1次予選通過者と、昨年の最終プロテスト出場者やロレックスランキング400位以内の1次予選免除者計304人が挑む72ホールの第2関門。ここには、経験豊富な面々も多く参戦する。

 2018年に豪州女子アマに優勝し、同年米女子ツアーでプロデビューした山口すず夏、23年は欧州女子ツアーに挑み、男女混合の「ボルボ・カー・スカンジナビアミックス」への出場も経験した識西諭里などがいる。

 畑岡奈紗がアマチュア優勝した16年日本女子オープンでは、高校3年生ながら3日目を終えて首位に立っていた長野美折の名前もある。長野は高校卒業後に渡米、2年制のセミノール州立大からオレゴン大学に編入し勉強しながらカレッジゴルフに身を置いた。今年、卒業して米下部のエプソンツアーに参戦して腕を磨いている。

 他にも22年日本女子アマ優勝の寺岡沙也香、韓国女子ツアーのインターナショナルQTを突破し、ファイナルに駒を進めている和久井真由なども参戦する。

 ツアーで活躍する姉に続こうとする者も多い。神谷そらの妹・もも、臼井麗香の妹・蘭世、エイミー・コガの妹・ジェニファー、セキ・ユウティンの妹・ユウリ、植竹希望の妹・愛海、脇元華の妹・桜、吉田優利の妹・鈴など、身近な目標を目の当たりにしているだけに、力が入る。

 最終テストに進んでも、合格できるのは20位タイまでという過酷なプロテスト。かつては、合格しなくてもQT(クォリファイング・トーナメント)からツアー参戦の道が開けていたが、制度が変わった現在はテストに合格しないとQTにすら出られない。ツアーへの厳しい戦いはまだまだ続く。

ジャンルで探す