今季初Vを手にした21歳の“圧巻”スーパーショット… 思わず息をのむ結末に鳴りやまぬ歓声 「完璧」

9月13日に開幕した国内女子ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」。初優勝を含む今季2勝を挙げている桑木志帆(くわき・しほ)が、初日の16番パー3で見事なティーショットを披露した。

「あと少しでホールインワン」

◆国内女子プロゴルフ

住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 9月13〜15日 新南愛知CC美浜C(愛知県) 6560ヤード・パー72

 9月13日に開幕した国内女子ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」。

 今季3勝目を狙う桑木志帆が“ホールインワン寸前”のスーパーショットを見せ、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

桑木志帆が初日の16番で“完璧な”一打を放った 写真:Getty Images

桑木志帆が初日の16番で“完璧な”一打を放った 写真:Getty Images

 直前の15番でバーディーこそ奪ったものの、ここまで1オーバーとなかなか波に乗り切れず迎えた16番パー3。桑木が力強いスイングで放ったティーショットはしっかりとグリーンを捉え、手前から転がってピンの間際でピタリと静止。会場がどよめく鮮やかな一打を見せつけた。

「あと少しでホールインワン」「桑木志帆が16番で完璧なショットを披露」と、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式X(旧ツイッター)には実際の映像が公開。

「素晴らしい!」「いや~ナイスショット!」と圧巻のショットに思わずうなるアナウンサー。さらに解説者は「いい持ち球」「左から回して…」と高精度のフェードボールを称えて「完璧でした」と賛辞を送った。

 その後のパットを難なく沈めて、このホールをバーディーとした桑木。そして終盤の17、18番をパーでまとめて初日はイーブンパーの60位タイでホールアウト。

 予選通過と上位進出をかけた明日以降の戦いにも注目だ。

桑木 志帆(くわき・しほ)

2003年生まれ、岡山県出身。21年6月に実施されたプロテストに合格し、同年の新人戦「加賀電子カップ」で優勝。23年は「ブリヂストンレディス」(3位タイ)、「資生堂レディス」(2位)、「北海道meijiカップ」(2位)、「CAT Ladies」(3位)、「TOTOジャパンクラシック」(2位タイ)などの活躍で、メルセデス・ランキング10位に入る。24年6月「資生堂レディス」で悲願のツアー初優勝を遂げ、同年8月「ニトリレディス」でツアー2勝目を挙げた。大和ハウス工業所属。

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