ドルトムント、DFヤン・コウトが完全移籍加入へ…最大49億円の買取義務発生か

ヤン・コウト

 マンチェスター・シティからドルトムントにレンタル加入中のブラジル代表DFヤン・コウトについて、買い取り義務が発生した可能性が高いようだ。10日、『スカイスポーツ』や『ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。

 現在22歳のコウトは母国のコリチーバでプロデビューを飾り、2020年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍で加入した。昨シーズンは2度目のレンタル加入となったジローナで公式戦通算39試合に出場し、2ゴール10アシストをマーク。クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献し、昨年10月にはブラジル代表デビューも果たした。

 今夏にはドルトムントへ買取義務付きレンタルで加入したコウト。今シーズンは右サイドバック(SB)を主戦場にここまで公式戦7試合に出場し1アシストを記録するなど、ヌリ・シャヒン監督率いるチームで徐々に存在感を放っている。

 報道によると、コウトのレンタル契約に付随する買い取り義務発生のための条件はすでに満たされており、完全移籍への移行が確実になったとのこと。ドルトムントは同選手と2029年6月末までの長期契約を締結する見込みと報じられている。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マンチェスター・シティに支払われる移籍金は最大で3000万ユーロ(約49億円)程度になるようだ。

 なお、コウトは2020年夏の加入以来、マンチェスター・シティでは公式戦に1分たりとも出場していない。

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