大分、J1首位の町田からMF髙橋大悟が期限付き移籍加入「初めてプロの試合を観たのは…」

大分トリニータ

 FC町田ゼルビアに所属するMF髙橋大悟が、大分トリニータへ期限付き移籍することが決定した。23日、両クラブが発表している。

 両クラブの発表によると、期限付き移籍期間は2025年1月31日まで。契約により、髙橋は期限付き移籍期間内に両クラブが対戦するすべての公式戦に出場することはできない。大分での背番号は「99」に決まった。

 髙橋1999年4月17日生まれの現在25歳。神村学園高校を経て、2018年に清水エスパルスへ入団した。清水での公式戦出場はJリーグYBCルヴァンカップの計8試合のみにとどまったものの、2019シーズンのジュビロ磐田戦ではプロ初ゴールを記録。同年9月にはギラヴァンツ北九州への育成型期限付き移籍を経験し、主力として明治安田J3リーグ14試合出場7ゴールをマーク。北九州のJ3優勝に貢献した。

 育成型期限付き移籍期間を延長して迎えた2020シーズンは、北九州の背番号「10」を背負ってプレー。最終的には北九州で2シーズン半にわたって活躍し、2022年に清水へ復帰した。だが、2022シーズンの明治安田J1リーグでは6試合出場1得点と安定した出場機会を確保できず、2023年には町田への完全移籍が決定。加入初年度は明治安田J2リーグ28試合出場3得点を記録し、町田の“10番”としてJ2優勝&史上初のJ1昇格に貢献したものの、今季は2024明治安田J1リーグで2試合、JリーグYBCルヴァンカップで1試合、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会で1試合の出場にとどまっていた。

 期限付き移籍に際し、髙橋は町田を通してコメントを発表。加入してからの1年半を振り返り、次のように感謝の言葉を綴った。

「大分トリニータに移籍することになりました。ここで共に戦ったチームメイト、どんな時も僕を楽しみにしてくれていたサポーターの皆さんに本当に感謝しています。そしてどんな時も僕を信じて手を差し伸べてくれた三田コーチ、山中コーチに本当に感謝の気持ちしかありません。一年半ありがとうございました」

 一方、新天地となる大分を通しては、鹿児島県の屋久島町出身者としてのエピソードを明かすとともに、次のような言葉で意気込みを明かした。

「初めまして!FC町田ゼルビアから来ました髙橋大悟です。この時期このタイミングでオファーをいただけた事を本当にありがたく思います。小さな島で育った僕が、初めてプロの試合を観たのは大分トリニータさんです。そのチームで戦えることを感慨深く非常に嬉しく思います。精一杯サッカーを楽しんでみなさんに楽しんでもらえるように頑張ります。よろしくお願いします!」
 
 2024明治安田J1リーグにおいて、町田は第24節終了時点で15勝4分5敗の勝ち点「49」を積み上げ、現在首位を走っている。一方、大分は2024明治安田J2リーグの第24節終了時点で、6勝10分8敗の勝ち点「28」を獲得し、現在は14位につけている。

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