鳥栖、FC東京よりMF寺山翼が期限付き移籍加入「自分の持っているものを最大限に発揮し…」

寺山翼

 サガン鳥栖は20日、FC東京よりMF寺山翼が期限付き移籍加入することを発表した。

 両クラブの発表によると、契約期間は2025年1月31日まで。契約により、寺山は期限付き移籍期間内に両クラブが対戦する公式戦に出場することはできない。なお、鳥栖側の発表によると、背番号は「37」に決まった。

 寺山は2000年4月10日生まれの現在24歳。FC東京U-15むさし、FC東京U-18と中学年代から高校年代までをFC東京の育成組織で過ごし、順天堂大学を経て“古巣”への帰還を果たした。U-18在籍時には、当時J3リーグに参戦していたFC東京U-23の公式戦にも“飛び級”で出場。正式にトップチームに加入した2021シーズンにはJ1リーグデビューも飾った。今季はここまで、2024明治安田J1リーグで2試合、JリーグYBCルヴァンカップで1試合の出場にとどまっていた。

 期限付き移籍に際し、寺山はFC東京を通してコメントを発表。率直な胸の内を明かすとともに、新天地での飛躍を誓った。

「このたび、サガン鳥栖に期限付き移籍することになりました。約1年半、良い時も悪い時も常に熱い声援を送っていただきありがとうございました。自分にとって難しい決断でしたが、新しい場所でさらに成長してきますので、応援していただけたら嬉しいです。ありがとうございました。行ってきます」

 また、新天地となる鳥栖を通しては、次のような言葉で意気込みを明かした。

「この度、FC東京から期限付き移籍で加入することになりました寺山翼です。『ツバサ』と呼んでください!サガン鳥栖の勝利のために、自分の持っているものを最大限に発揮してチームに貢献できるよう頑張ります。熱い声援、よろしくお願い致します」

 2024明治安田J1リーグ第27節終了時点で、FC東京は10勝8分9敗の勝ち点「38」で現在8位につけている。一方、鳥栖は7勝3分17敗の勝ち点「24」で、現在は降格圏の19位に低迷。今夏にはMF長沼洋一(現:浦和レッズ)、FW横山歩夢(現:バーミンガム/イングランド)、MF菊地泰智(現:名古屋グランパス)、MF手塚康平(現:柏レイソル)、MF河原創(現:川崎フロンターレ)らが相次いで移籍を決断しており、寺山は残留に向けた即全戦力としてチームに迎え入れられることとなった。

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