ホンマの大人気ボール「D1」が首位陥落! 2024年9月売れ筋低価格帯ボールベスト5

今、巷ではどんなアイテムが売れているのか、なぜ売れているのか? そんなゴルフ界のトレンドを探るべく、有賀園ゴルフで、売れ筋商品のランキング調査。アイテム別に毎週、レポートをお届けします! 今回は2024年9月の低価格帯(1ダース3000円未満)ボール売れ筋ランキングです。

有賀園ゴルフで2024年9月に売れた低価格帯ボールベスト5

 今、売れている1ダース3000円未満の低価格帯ボールはどのモデルなのか徹底調査。ランキングは有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。最新のギアトレンドが一目で分かります。

第1位 スリクソン ディスタンス(ダンロップ)

スリクソン ディスタンス(ダンロップ)

スリクソン ディスタンス(ダンロップ)

 高反発ソフトコアと高反発薄カバーで、前作からの飛距離性能を維持しながら、軟らかな打感も実現。シンプルなデザインのサイドマークは、アライメント機能を備えています。2022年4月発売。高耐久高反発アイオノマー薄カバー 2ピース、カラー:ホワイト、パッションイエロー。オープン価格(実勢価格:2200円、税込み)

しっかりした打感で飛んでいると感じる人が多い

「ディスタンスという名前のとおり、飛距離重視のボールらしさを感じる」「打ったときに芯を感じさせてくれて、飛距離が出るイメージが持てる」というお客様の声が聞かれました。

 しっかり目の打感で弾き感があり、高反発で飛んでいる印象を持つ人が多いようです。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)

第2位 タイトリスト TRUFEEL(トゥルーフィール)(アクシネットジャパン)

タイトリスト TRUFEEL(トゥルーフィール)(アクシネットジャパン)

 新しいコアとカバーは、卓越した飛距離性能と極めてソフトな打感をもたらし、グリーン周りでのスピン性能向上による優れたショートゲームコントロールと耐久性を実現します。2024年2月発売。3.0トゥルーフレックスカバー 2ピース、カラー:ホワイト、イエロー、マットレッド。オープン価格(実勢価格:2860円、税込み)

軟らかな打感と高いスピン性能を求める人に支持されていました

 メーカーも打感の軟らかさを強調していますが、実際に打ってみても、本当に軟らかさを感じられるというお客様が多いです。

「スピンがかかってる印象がある」という声も多く、打感のよさは高価格帯ボールに引けをとらない、と絶賛される方もいるぐらいです。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)

第3位 ディスタンス+ソフト(テーラーメイド ゴルフ)

ディスタンス+ソフト(テーラーメイド ゴルフ)

ディスタンス+ソフト(テーラーメイド ゴルフ)

 高初速、低スピン、高弾道を実現したハイバリュー2ピースボールです。耐久性に優れたアイオノマーカバーを採用し、「REACTスピードコア」で高い反発力と高初速を実現します。2019年3月発売。アイオノマーカバー 2ピース、カラー:ホワイト、マットピンク、マットグリーン、マットレッド、マットイエロー。オープン価格(実勢価格:2420円、税込み)

視認性の高さが評価され、お気に入りの色で選ぶ人が多い

 硬すぎず、軟らかすぎず、1位と2位の中間の打感で幅広い層に受け入れられた印象です。

 豊富なカラーバリエーションが特徴的で、色で選ばれる方が多いと感じます。

 ラフに入ってもボールが見つけやすい視認性の高さが評価されていますね。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)

第4位 ホンマD1(本間ゴルフ)

ホンマD1(本間ゴルフ)

ホンマD1(本間ゴルフ)

 5代目のD1は、前作よりもコアのサイズを大きくして高初速を実現し、さらにソフトな打感もかなえました。コアの原料に再生材を配合し、環境にもお財布にもやさしいボールです。2024年2月発売。アイオノマーカバー 2ピース、カラー:ホワイト、イエロー、グリーン、オレンジ、マルチカラー。2310円(税込み)

第5位 ツアーステージ エクストラディスタンス(ブリヂストンゴルフ)

ツアーステージ エクストラディスタンス(ブリヂストンゴルフ)

 力強い弾道で飛ばせるコストパフォーマンスに優れた飛距離追求ボール。ホワイトに加え、イエロー、オレンジもラインアップし、高い視認性も評価されています。2014年3月発売。高耐久アイオノマーカバー 2ピース、カラー:ホワイト、イエロー、オレンジ。オープン価格(実勢価格:2032円、税込み)

「同じ2ピースボールでも特徴は異なる」(高鹿店長)

 本間ゴルフの「D1」は、新旧が入れ替わる形となり、マークダウンした旧作と人気を二分したせいか、4位のランクインとなりました。このあと、どう動くか楽しみです。

 今回のランキングを見て、気づいたのは、それぞれのボールの特徴がかなり異なることです。すべて2ピース構造なのに、コアやカバー素材の違いで、特徴が出ていると感じます。それぞれのメーカーが培った技術を注力していることもあり、みんな同じではないのです。

 違いを感じやすいのは「音」です。ドライバーのフェースにぶつけたときの音や、フローリングなど、少し硬めのところに落としたときに、音の違いを感じられると思います。

 それによって、自分の好みに合わせることができるのではないでしょうか? 「どうせなくしちゃうから、安いボールなら何でもいい」と考えている人もいるかもしれませんが、それぞれのメーカーごとに特徴を出しているので、その違いで選ぶとスコアに影響が出るかもしれませんよ。

 とはいえ、高価格帯のボールと異なり、スリーブ単位ではなく1ダース単位での購入となるので、購入後に「打感のイメージが違う」と感じても12個は使わないと、他のモデルを購入できないのが難点といえそうです。

 ただ、お客様のほとんどがまとめ買いをされているようなので、異なるメーカーのものを1ダースずつ購入して、打ち比べてみるのはいかがでしょう?

 今回の1~3位は、かなり打感の異なるボールだと思うので、その違いを体感して、自分はどれが好きなのかを選ぶのも楽しいと思います。3ダース購入しても、価格的には高価格帯ボール1ダース分くらいの値段で収まります。安いボールだから、みんな一緒と決めつけずに、いろいろ試してみて、ベストなチョイスができるといいですね。

※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上総数で、価格帯3000円未満のボールの売り上げ数から算出してもらいました。実勢価格は有賀園ゴルフでの最新販売価格です。
取材協力:有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店

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