「磁石がついている」 吸い寄せられていくボール… 古江彩佳の“神パット”に放送席も熱狂 「言うことございません」

10月11日に開幕した国内女子ツアー「富士通レディース」。富士通所属のホステスプロで、同大会で過去3勝を挙げている古江彩佳(ふるえ・あやか)が、初日の8番パー3で見事なバーディーパットを沈めた。

「本当に素晴らしい」

◆国内女子プロゴルフ

富士通レディース 10月11~13日 東急セブンハンドレッドクラブ西コース(千葉県) 6697ヤード・パー72

 10月11日に開幕した国内女子ツアー「富士通レディース」。

 同大会で過去3勝を挙げている富士通所属のホステスプロ・古江彩佳が華麗な“ロングパット”を沈め、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

初日を4アンダーの12位タイで終えた古江彩佳(写真は「日本女子OP」) 写真:Getty Images

初日を4アンダーの12位タイで終えた古江彩佳(写真は「日本女子OP」) 写真:Getty Images

 序盤から3つのバーディーを奪い、大会4勝目に向けて幸先のいいスタートを見せて迎えた8番パー3。ティーショットはグリーンこそ捉えたものの、カップまで長い距離を残したバーディーパットに。

 カップに視線を向けて狙いを定めた古江。そして、オーバーを恐れず強く打ち出されたボールは勢いよく転がり、完璧に読み切ったラインと距離感でそのままカップイン。会場がどよめく鮮やかな一打を見せつけた。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式X(旧ツイッター)には、「古江彩佳が8番で今日4つ目のバーディー」と実際の映像が公開。

「この距離なんですが…」とつぶやきながら行方を見守るも、「すごいですね!」と圧巻の一打に思わずうなるアナウンサー。さらに解説者は「磁石がついてるんじゃないですかってくらい本当に素晴らしい」と独特な言い回しで表現し、「もう言うことございません」と最大級の賛辞を送った。

 その後、古江は後半12番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、合計5つのバーディーを奪って初日を「68」の4アンダー・12位タイでホールアウト。

 予選通過とさらなる上位進出をかけた2日目の戦いにも注目だ。

古江 彩佳(ふるえ・あやか)

2000年生まれ、兵庫出身。19年「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマ優勝を達成してプロ転向。20年にプロ初勝利を飾り、20-21シーズンはトータル6勝で賞金ランキング2位と躍進した。22年からは米女子ツアーを主戦場にして22年に同ツアー初優勝。同年は国内ツアーでも「富士通レディース」で連覇と大会3勝目を挙げた。24年米女子ツアー「アムンディ エビアン選手権」で悲願のメジャー制覇。

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