「ライバルとしてやってきた仲」古江彩佳は盟友・安田祐香の初Vが刺激に「頑張らなきゃなと思わせてくれた」

7月の米メジャー「アムンディ エビアン選手権」覇者の古江彩佳(ふるえ・あやか)が、国内メジャー第3戦「日本女子オープン」開幕前日の25日に公式記者会見に臨んだ。

竹田麗央、山下美夢有という注目組で初日をスタート

◆国内女子プロゴルフ メジャー第3戦

日本女子オープンゴルフ選手権 9月26~29日 大利根カントリークラブ西コース(茨城県) 6845ヤード・パー72

 7月の米メジャー「アムンディ エビアン選手権」覇者の古江彩佳が、8位タイで終えた前年から2年連続で「日本女子オープン」への出場を果たす。開幕前日の25日に公式記者会見に臨んだ。

会見に臨んだ古江彩佳

会見に臨んだ古江彩佳

 今週は月曜日にプロアマで18ホールラウンドし、火曜日とこの日で9ホールずつ回った。「距離も長いし、ラフもすごい伸びているので、落ちるところによってすごく難しいと思う。しっかりフェアウェイキープしたり、グリーンも傾斜が強かったりするので、そこもうまくやっていけたら」と、大会史上最長コースを警戒した。

「イーブン、少しでもアンダーで回って、一日ずつ徐々に稼いでいければ」とシビアな戦いになりそうな予感だ。

 前週は試合に出場せず調整に励んだ。特に「左を向きがち」だったというアドレスを修正した。「自分ではわからなかった」というが、ここ数試合にコーチでもある父親が駆け付け「アライメントが合ってないよ」というアドバイスを受けた。

 また、前週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では同じプラチナ世代の安田祐香が待望の初優勝を遂げた。「ライバルとしてやってきた仲なので、そこは自分ももっと頑張らなきゃなと思わせてくれた」と刺激を受けた。練習グリーンで顔を合わせ「優勝おめでとう」と伝えたという。

 直近2試合はいずれも9月の「ソニー日本女子プロ選手権」15位タイ、「住友生命レディス東海クラシック」17位タイと優勝争いには絡めていないが、「日本女子オープン」は20年大会(ザ・クラシックGC/福岡県)が14位タイ、21年大会が(烏山城CC/栃木県)11位タイ、福井県の芦原ゴルフクラブ海コースで開催された前年は8位タイと徐々に順位を上げているという良いデータもある。

「優勝することが大事だと思うので、そこを目指しながら、まずはしっかり目の前のことに集中して、特に難しいコースだと思うので、しっかり一打に集中してやっていけたら」と初の国内メジャータイトルに意気込んだ。古江は11時20分に1番から、竹田麗央、山下美夢有という注目組で初日をスタートする。

古江 彩佳(ふるえ・あやか)

2000年生まれ、兵庫出身。19年「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマ優勝を達成してプロ転向。20年にプロ初勝利を飾り、20-21シーズンはトータル6勝で賞金ランキング2位と躍進した。22年からは米女子ツアーを主戦場にして22年に同ツアー初優勝。同年は国内ツアーでも「富士通レディース」で連覇と大会3勝目を挙げた。24年米女子ツアー「アムンディ エビアン選手権」で悲願のメジャー制覇。日本8勝、米国2勝。

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