1~2世代前のモデルに人気が集中! ボーケイ「SM9」が安定の首位 2024年8月の中古ウェッジ売れ筋ランキング

予算を抑えてクラブ購入ができるありがたい存在「中古ショップ」。今、現在、どんなクラブが売れているのでしょう? 中古ショップ「ゴルフドゥ」で、2024年8月の中古ウェッジのランキングを教えてもらいました。

2024年8月の中古ウェッジ売れ筋ランキング(ゴルフドゥ調べ)

 予算を抑えてクラブ購入ができるありがたい存在「中古ショップ」。今、現在、どんなクラブが売れているのでしょう? 中古ショップ「ゴルフドゥ」で、中古クラブのランキングを教えてもらいました。今回のテーマは2024年8月の中古ウェッジです。

50度未満のロフトを探しに来る人が増加

 5月のランキングとほとんど変わらない順位になりました。特にベスト3は順位の入れ替わりがなく、人気の高さを感じさせます。

 首位はアクシネットジャパンの「タイトリストボーケイSM9」。ゴルフドゥ花金井店店長・岡部昭人さんは「最新モデルの一つ前、2つ前を狙っている方は多いですね。ベスト3はまさにそれを象徴している結果で、『SM9』は一つ前、『GLIDE3.0』『SM8』は2世代前になっています」

「ウェッジはセットで買われる方も多いので、値段を気にする方も多いですね。値段的に落ち着いてきたタイミングで、購入に来られる方も目立ちます。また、摩耗度合いによって、同じモデルでも値段に差が出てくるので、長く使いたいと考えてらっしゃる方は、値段が張っても、なるべくキレイなモデルを探してらっしゃいます。それでも、新品でそろえるよりは、ずっとコスパがいいですからね」と話してくれました。

 ロフトは何度が人気なのかと聞くと「50度前後を探している方が多いですね。『今までは52度を使っていたけど、アイアンのピッチングのロフトが立ってきたから、それにそろえるために50度が欲しい』と探しに来るお客様が本当に多いです」

「もし、使わない50度が家にあるようでしたら、ぜひ売りに来てください。ニーズがあるモデルはそれだけ、買い取り価格もよくなります」とのこと。

 また「ソールが広めで、オートマチックなやさしさを搭載したタイプも相変わらず、探している人が多いので、こちらもお持ちでしたらぜひ!」とアピールされました。多くのゴルファーが、求めているものは共通しているようです。

第1位 タイトリスト ボーケイ SM 9ツアークローム(アクシネットジャパン)

タイトリスト ボーケイ SM 9ツアークローム(アクシネットジャパン)

タイトリスト ボーケイ SM 9ツアークローム(アクシネットジャパン)

 名匠・ボブ・ボーケイによる人気のシリーズ。弾道の高さをイメージどおりにコントロールし、ソリッドな打感を実現。精度の高いアプローチを極めたウェッジです。豊富なグラインドバリエーションから選べて、スコアメイクにつながるショットを成功へと導きます。2022年3月発売。中古価格相場:8390円~2万3898円(税込み)

第2位 GLIDE3.0ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

GLIDE3.0ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

GLIDE3.0ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

 GLIDEシリーズの第3世代となるウェッジ。削り出した溝と番手別設計によりしっかりとスピンが掛かるショットを実現します。54〜60度は、リーディングエッジ近くに溝を1本追加し、どのような状況からでも高いスピン性能を発揮し、グリーンを狙えます。2019年9月発売。中古価格相場:5898円~1万7880円(税込み)

第3位 タイトリスト ボーケイSM8ツアークローム(アクシネットジャパン)

タイトリスト ボーケイSM8ツアークローム(アクシネットジャパン)

タイトリスト ボーケイSM8ツアークローム(アクシネットジャパン)

 ヘッドの重心と打点を合わせ、ロフト角ごとの飛距離差を安定的に実現。重心高さを変えずに浅重心化を図り、慣性モーメントをアップ。安定感を向上させ、ウェッジショットの再現性を高めます。豊富なグラインドバリエーションで、プレーヤーのニーズに応えます。2020年3月発売。中古価格相場:6880円~2万1120円(税込み)

第4位 GLIDE FORGED PRO(ピンゴルフジャパン)

GLIDE FORGED PRO(ピンゴルフジャパン)

GLIDE FORGED PRO(ピンゴルフジャパン)

 2つのソールタイプから選べるショットメーカー向けウェッジ。ツアープロが要望する心地よい打感を追求したコンパクトサイズの軟鉄鍛造ヘッドで、操作性に優れています。摩擦力を最大限に生む新溝を採用し、あらゆる状況下で究極のスピン性能をかなえます。2021年9月発売。中古価格相場:3880円~1万6880円(税込み)

第5位 クリーブランド RTX ZIPCORE ツアーサテン(ダンロップ)

クリーブランド RTX ZIPCORE ツアーサテン(ダンロップ)

クリーブランド RTX ZIPCORE ツアーサテン(ダンロップ)

 重心位置をフェースセンター寄りにするとともに、上下の慣性モーメントを高めて、打球のばらつきを抑え、安定性を向上。深い溝形状で、悪条件下でも安定したスピン性能を発揮します。さらに、溝の本数を増やし、優れたスピンコントロールも可能にしています。2020年9月発売。中古価格相場:5880円~1万5880円(税込み)

入荷すればすぐに売れてしまう過去の名品をメーカー別に紹介

 中古ショップのランキングは、人気が高いことはもちろんですが、在庫がそろっていなければ、上位にランクインできないのが実情です。探している人は多いけど、なかなか上位にランクインしてこない注目アイテムとして、今回は「クリーブランド」のウェッジにスポットをあてました。

クリーブランド CVX ZIPCORE(ダンロップ)

クリーブランド CVX ZIPCORE(ダンロップ)

クリーブランド CVX ZIPCORE(ダンロップ)

 飛距離、スピン量が安定し、心地よい打感をサポートするテクノロジーを搭載したキャビティバッグタイプのウェッジ。ネック部に軽比重のセラミックピンを入れ、余剰重量を最適配分した「ZIPCORE」テクノロジー採用で、飛距離、スピン量を安定させています。ヒール側に空洞を設けたデザインでさらなる余剰重量を生み出し、「ZIPCORE」との相乗効果で上下左右の慣性モーメントを拡大。寛容性も高めています。さらに、ショット時の衝撃を吸収することに効果のある「GELBACK(ジェルバック)」搭載で、より心地よい打感をもたらします。溝の設計をより深く、より鋭く、ピッチを狭くし、本数を増やすことで濡れた状況からでも優れたスピン性能を発揮。ロフト別に最適な3種のソール形状に設定されているので、シンプルなチョイスができ、安定したアプローチショットをサポートします。2022年12月発売。中古価格相場:7880円~1万4900円(税込み)

「豊富なラインアップから選べるクリーブランドのウェッジに注目」(岡部店長)

 今回は、人気が高まっている「クリーブランド」ブランドのウェッジにスポットをあてました。「クリーブランド」は2007年にダンロップの傘下に入り、数々のヒットアイテムを生み出しています。全体の売り上げを見てみると、「タイトリスト」ブランドがダントツの1位ではありますが、それに次ぐ、第2位が「クリーブランド」です。

 お客様の中では「タイトリスト=難しい」というイメージがまだまだ強いようで、「もう少しやさしいモデルはないの?」という声に答えて、『クリーブランド』のウェッジをオススメすると、ハマることも多いようです。

 また、最新モデルでも採用されている「ZIPCORE」テクノロジーがショットの安定をもたらし、高い寛容性を発揮してくれるという人も多いです。テクノロジーは申し分ないのに、他のメーカーと比較して価格設定がリーズナブルなことも人気の理由です。

 今回は「CVX ZIPCORE」を紹介しましたが、ほかのラインアップの豊富さも魅力です。松山英樹選手のフィードバッグを基に開発された「588RTX 2.0 プレシジョン フォージド」のようなプロモデルから、大きめのヘッドで安心感を与えてくれる「DEEP FORGED」。さらに、チッパータイプの「SMART SOLE」シリーズまで、さまざまなニーズに応えてくれます。

 ウェッジ選びに迷ったら「クリーブランド」のウェッジを検索してみてください。ニーズに合ったアイテムが見つかる可能性大ですよ。

※現行モデルをのぞいた2024年8月のウェッジランキングです。価格は9月22日現在、ゴルフドゥのウェブサイトに掲載されている新品商品以外の商品価格を基にしています。
取材協力:ゴルフドゥ

ゴルフドゥ花小金井店 店長・岡部昭人(おかべ・あきひと)さん

1974年3月8日生まれ 東京都出身。ほとんどのクラブ、シャフトを試打しており、様々なゴルファーのクラブ選びの相談に乗ってくれる。特技はサックス。趣味はスポーツ観戦、釣り、広島東洋カープ

ジャンルで探す