フルショットでも不安はないの!? まったく新しい形の「シングルフィンガーゴルフグローブ」をコースで試してみた
各メーカーから様々な種類が発売されているゴルフグローブ。しかし、そのどれとも似ていない新しいグローブ「THE ONE SINGLE FINGER GOLF GLOVE」(3300円、税込み)を発見。早速、ゴルフイラストレーターの野村タケオさんにインプレッションしてもらいました。
中指だけをグローブに通す斬新な形状
みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフってね、いろんな道具が必要なスポーツじゃないですか。クラブやボールだけじゃなく、ティーやマーカーなどの小物も必要ですし。プレー以外には練習器具などもいっぱいあるしね。
そのぶん、いろいろなメーカーさんがアイデア商品を販売しているんですよ。で、今回はちょっと面白いグローブを見つけちゃったので試してみました。
というか、これをグローブと呼んでいいのか? って感じなんですけど。とにかく、似たような商品が絶対にないようなものなので、どんな感じがレポートします。
今回僕が試したのは「THE ONE SINGLE FINGER GOLF GLOVE」(3300円、税込み)というもの。名前からすると「シングルフィンガー? 指1本ってこと?」って思うのですが、本当にこれ指1本だけしかグローブのなかに入れないんです。
パッと見ではどうやって装着すればいいのか分からなかったのですが、パッケージの写真を見ながらつけてみました。素材はスエードのような感じです。
まず、中指だけをグローブの中に通すのですが、他の指はどこにも通さないんです。中指の部分だって指先は外に出ちゃいます。手首の部分に細いベルトのような部分を回し、手の甲あたりにマジックテープで止めます。薬指と手のひらの部分には布があるので、クラブを握ったときにはその部分がグリップに当たるようになっているんですね。
甲側を見るとほとんど肌の部分が出ちゃってるし、なんだか忍者みたいな感じ。これでゴルフグローブとしての機能を果たすのか? という疑問が湧いてきます。
そもそも、こんな形にすることになんの意味があるのか?と思うのですが、メーカーさんによると「指先の感覚が使える」、「つけたままパッティングできる」、「指輪やネイルも気にならない」、「蒸れない通気性」、「ポケットに手が入る」、「長持ちで環境に優しい」ということらしいです。
素手に近い感覚でムダな力が入らない
早速ラウンドで使ってみました。いつものように握ってみると、グリップに当たる部分はけっこう布があるので、思ったよりは違和感がありません。ただ、なんとなく物足りない感というか、普段のグローブより頼りなさを感じます。
スイングしてみると、これまた想像よりも普通に振れます。逆にいうと、このグローブで滑るとか、ズレるなんてことを感じる人は、グリッププレッシャーが強すぎるということになりますね。
また、指が露出している部分には力を入れないようにすれば、ムダな力も入らないような気がします。そういう点では手に力の入りやすい人にはいいグローブかもしれません。
指先の感覚が使えるので、アプローチなどの繊細なショットのときにはいいかもしれません。もちろんパットのときもつけたたまで、素手に近い感覚でストロークできます。僕はパットのときにブローブを外す派なので、その点はちょっと便利かなと思いました。
ハーフラウンドをこのグローブでラウンドしてみましたが、ほぼいつも通りラウンドできたかなって感じです。ただ、やはりまだ慣れないので「少し頼りないかな~」という感覚。特にドライバーなどの“振りたくなる”クラブのときは少し不安に感じちゃいます。ですが、ショートアイアンとかはほぼ違和感なく振れました。
ラウンドしたのは暑い日だったので、蒸れないという点ではよかったですね。見た目は「あまりカッコよくないかな~」と思いますが、目立ちたい人にはいいかも。
ちょっと面白いギアを使ってみたい人、手の力が入り気味の人は一度試してみるといいかもしれません。
09/03 08:10
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