若手社員が社長や上司と熱く語りあえるチャンス! ゴルフの話題で盛り上がるために気をつけることとは?

社長や上司など普段は畏れ多く感じてしまうような目上の人とも、ゴルフの話題なら近い目線で語り合うことができたりします。目上の人とゴルフの話題で盛り上がるためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

いきなりベストスコアを聞くなど立ち入った質問はNG

 会社の経営者や部長クラスの役職が高い人のなかには、ゴルフを嗜む人が多いといわれています。接待ゴルフという言葉が存在するように、ゴルフはビジネス上のコミュニケーションツールとして大いに活用されています。

ゴルフ好きなことをうまくアピールすればラウンドのお誘いもかかるかも 写真:PIXTA

ゴルフ好きなことをうまくアピールすればラウンドのお誘いもかかるかも 写真:PIXTA

 そのため、自身が所属している会社の社長や上司がゴルフ好きであることはめずらしくありません。自身もゴルフを趣味としてプレーしているのであれば、共通の話題でお近づきになりたいと考える人もいるでしょう。では、目上の人とゴルフについて熱く語り合い、仲を深めるためにはどのようなことに気を付けるべきなのでしょうか? ワイズクオリティ株式会社に所属するマナー講師の小藤弓氏は以下のように話します。

「まず突然『ゴルフをなさいますか?』と尋ねるよりは、『休日はどのようにお過ごしですか?』と趣味を聞き出すのが良いと思います。昨今の若者は『ゴルフをやられますか?』『ゴルフをやるんですね』など、『やる』という言葉を使いがちですが、言葉遣いとして間違っているので注意しましょう。正しい言葉遣いができていないと、人によってはそのあとの会話がスムーズにいかないこともあります」

 とくに新入社員など、社会人経験が浅い人のなかには若者言葉が出てしまったり、敬語をうまく使えなかったりする人も少なくないようなので、あらためて勉強し直しておくと安心かもしれません。相手がゴルフをプレーすることが確認できたあとは、どのように会話を広げていくのが良いのでしょうか?

「たまにベストスコアをすぐに聞こうとする人がいますが、配慮のない人だと思われる可能性があるので避けたほうが無難です。それよりも『どのあたりでラウンドされますか?』『どのくらいのペースで練習されますか?』という質問をすると会話を広げていきやすいです。いただいた回答内容を覚えておけば、接待ゴルフをする際のゴルフ場選びにも役立ちます」

有名なプロの名前くらいは覚えておくと良い

「また私が個人的に一番盛り上がると感じている質問は『好きなゴルファーはいますか?』です。『〇〇選手が優勝したときに使用していたこのクラブを使っている』『女子プロの〇〇のスイングを真似してる』などは何回も耳にしたことがありますし、みなさん熱心に話してくれます。プロゴルファーに関する知識がないと難しいかもしれませんが、有名な選手だけでも何人か覚えておくと、役立つ瞬間があるかもしれません」

 パワーのある男子プロのスイングを真似するのは難しいので、体力的に近い女子プロのスイングを参考にするアマチュアは多いといわれます。また、ゴルフは多くの用具を使用するスポーツなので、ゴルフクラブやゴルフボール、ゴルフシューズやキャディーバッグなどのメーカーや性能にこだわりを持っている人も少なくありません。

 このように、ゴルフという共通の趣味があると、年の離れた年配の人とも熱く語り合うことができます。もしラウンドに誘ってもらえるようなことがあればより親交を深めることができるので、他の若手社員と差をつけることができるかもしれません。

 しかし、盛り上がりすぎて無礼な言葉遣いをしてしまったり、ラウンド中にルールやマナーを守れていなかったりするとマイナス評価を受けてしまう可能性もあるので、十分に注意したほうが良いでしょう。

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