「クリアできれば上位にいける」年間王者へ松山英樹が挙げた攻略ポイントは? 腰の状態は「まだ50~60%」

米国男子ツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」が29日から4日間の日程で開催される。プレーオフ第2戦「BMW選手権」の2日目スタート前に、腰痛のため棄権した松山英樹(まつやま・ひでき)は、26日からコースで調整を始めている。

プレーオフ第2戦「BMW選手権」を腰痛のため棄権した松山英樹

◆米国男子プロゴルフ プレーオフ最終戦

ツアー選手権  8月29日~9月1日 イーストレイクゴルフクラブ(ジョージア州) 7490ヤード・パー71

 米国男子ツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」が29日から4日間(72ホール)の日程で開催される。

初の年間王者タイトルに挑む松山英樹 写真:PGA TOUR

初の年間王者タイトルに挑む松山英樹 写真:PGA TOUR

 プレーオフ第2戦「BMW選手権」を2日目スタート前に、腰痛のため棄権した松山英樹は、26日からコースで調整を始めている。

 プレーオフ初戦「フェデックス・セントジュード選手権」で、2月の昇格大会「ジェネシス招待」以来の今季2勝目を挙げた。

 フェデックスカップポイントランキング3位で迎えたBMW選手権の初日を、6バーディー、1ボギーの「67」でプレーし、5アンダー2位とプレーオフ2連勝へ絶好の位置につけたと思われたが、その翌朝に棄権した。

 理由は「腰痛」と発表されたが、風邪をこじらせていたことに加えて、腰痛の影響で「背中も首も痛くなってしまったので、やるべきではないなと」と、苦渋の決断に至った経緯を改めて説明した。

 会場のイーストレイクGCは前年から「距離が長くなっているホールもありますし、8番(パー4)なんかは逆に短くなってます」と、距離が伸縮したホールがあるほか、「ティーショットはアングル的に少し広くなっているホールもある」と、大幅な改修が施された。

 また、「グリーンが変わったばかりなのですごく硬い」といい、「ティーショットをフェアウェイに置いていないと厳しい戦いになる」と、グリーンを狙うショットをいかにいいライから打てるかが攻略のカギとなりそうだ。

「そこさえクリアできれば、今の状態だったら上位にいける」と言えるほどゴルフ自体の調子は良いだけに、「少しずつ良くはなってますけど、まだ50%、60%くらい」と不安が残る腰の状態が気になるところ。

 目標を問われ、「まずティーに立って勝負できるところにいたい」と謙虚に話しつつも、「これが終わったら、年内はプレジデンツカップと、あと1試合か2試合か分からないですけど。ちょっと無理してでもやりたい。 3打差からスタートできるので、逆転したい気持ちはあります」と、普段通りの淡々とした口調ながら、松山の内心は燃えている。

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