りくりゅう初の不運で2位もGPファイナル進出決めた 三浦璃来「出た課題をクリアできるように頑張りたい」

表彰式後にスタンドに手を振る2位の三浦璃来、木原龍一組(カメラ・今成 良輔)

◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 最終日(9日、東京・国立代々木競技場)

 ペアでは三浦璃来(22)、木原龍一(32)組=木下グループ=が2位で、GPファイナル(12月・フランス)切符を得た。

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 “りくりゅう”がペア結成6季目で「初めて」という不運に泣いた。2人が組んで回転するスピンで、木原が氷の溝にはまるミス。3・6点差で若いジョージアのペアに逆転を許した。2年ぶりのファイナル進出は決めたが、木原は「順位にすごく響いた」と嘆いた。

 優勝したGP第1戦・スケートアメリカの後、昨年のNHK杯を欠場する要因となった木原の腰痛が再発。満足な練習が積めないまま臨み、SPに続いてフリーもジャンプに乱れが出て、最後まで波に乗り切れなかった。「絶対王者という立場ではない。素晴らしいライバルが出てきてくれて、モチベーションを高く練習できる」と木原。GPファイナルは2度目の制覇がかかる。三浦は「出た課題をクリアできるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。

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