家に入ってくる紙の9割は捨てられる!?捨ててもOKな紙の見分け方と、必要な書類を5秒で取り出せるようになる管理方法

(写真◎photoAC)
金融機関や自治体からの郵便物、お得に見えるクーポン、子どもが持ち帰るプリント類…気がついたら書類が溜まっている方は多いのではないでしょうか。「人生により大きな影響を与えるのは、実は『モノ』よりも『紙』の片づけ」と話すのは、片づけアドバイザーの石阪京子さん。取っておく書類、捨てて良い書類が分からない…そんな悩みに答える『人生が変わる 紙片づけ!』より、紙の整理方法を紹介します。

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【写真】各ファイルボックスの中は、個別フォルダーや持ち出しフォルダーを使ってさらに細かく分けていく

紙片づけの大切さ

たいていのおうちは、「紙」があちこちに散らばっています。

でもそうすると、どこに何があるか分からなくなり、「大事な紙」や「締め切りのある紙」が紛れて、探すのに時間がかかったり、あるいは失くしてしまったり‥‥ということになりがちです。

頭の中もごちゃごちゃし、覚えておかなければと思うと頭の中が忙しくなります。

毎日のイライラや不安の元凶は、「紙」が片付いていないことであることが多いのです。

家に入ってくる紙の9割は捨てられる!

まず、紙片づけの第一歩は、不要な紙を残さないことです。石阪メソッドでは、家に紙が入ってきたら4つに分類します。

(1)すぐに捨てる
(2)確認して捨てる
(3)データ化して捨てる
(4)ファイリングする

どういった「紙」が上の(1)~(4)のどれにあたるのかは『人生が変わる 紙片づけ!』で詳細にご説明していますが、家に入ってくる紙のほぼ9割は、捨てられると思ってよいでしょう。

(入ってきた紙の4つの分け方『人生が変わる 紙片づけ!』より)

そして、捨てずに取っておいてファイリングする紙(4)は、「金目の紙」と「その紙自体を使う目的がある紙」だけです。

具体的には

●「金目の紙」とは、年末調整に必要な紙、確定申告に必要な紙、保証書、クーポン……など

●「その紙自体を使う目的がある紙」とは、願書、月謝袋、感染症の治癒証明書、入校証、健康診断の申込書……など

です。

『人生が変わる 紙片づけ!』(著:石阪京子/ダイヤモンド社)

残す紙を厳選したら、ファイルボックスで管理

残しておくべき紙を厳選したら、次は、必要な時に必要な紙が5秒で取り出せるようにジャンル分けしたファイルボックスに入れて管理します。

その時に一番、大事なことは、ファイルボックスはあちこちに置かず、リビングの一ヵ所にまとめて一元管理すること!

そしてファイルボックスは、基本的には次の6つのカテゴリーがあればOKです。それが、

暮らし・健康・教育・マネー・取説&保証書・未処理

です。この6つのファイルボックスの中を、さらに細かく「個別フォルダー」や「持ち出しフォルダー」に分けて管理していきます。

ここで大事なことは、小さなものはポケットリフィルなども使って、すべてA4の大きさにして検索性をあげて管理すること。

このようにリビングに、ファイルボックスを置いて必要な紙だけを管理することで、家族誰もが、いつでも必要な紙にアクセスできるようになります。

暮らしがシンプルになり、頭の中もいつスッキリして、締め切りを忘れたり、探し物に時間を無駄にすることも減ります。ぜひ、みなさんも挑戦してみてください。

※本稿は、『人生が変わる 紙片づけ!』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

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