マンガ『源氏物語』7話【夕顔】「この女のいとしさは何にも代え難い」。夜を楽しむ源氏と夕顔の前に<女の物の怪>が現れ… 

『源氏物語(上)―マンガ日本の古典』より
大石静さんの脚本で紫式部(演:吉高由里子さん)の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』。紫式部といえば『源氏物語』の作者としてあまりにも有名です。空蝉、六条御息所、夕顔、藤壺、末摘花、朧月夜、若紫――。たぐいまれなる美貌と才能で人々を魅了し、女性と逢瀬を重ねる光源氏の物語を漫画家・長谷川法世さんは『源氏物語―マンガ日本の古典』にて描きました。今回はそこから「夕顔」をご紹介。伝統描法を大胆に取り入れた平成版源氏物語絵巻をここに!

* * * * * * *

<前話よりつづく

夕顔の宿で過ごす源氏だったが

【1】

急に思い立って夕顔を連れ出す

なにがしの院へ

【2】

なんだか不吉…

内密にな

【3】

隠れ家として過ごす

うす気味悪い

【4】

怖……い

気遣う源氏

【5】

日は暮れて

今すこしこの女と

【6】

夕顔は何にも代え難い

夕顔!

【7】

呼びかけるも夕顔から返事はなく…

夕顔の身元とは

【8】

哀れな夕顔の生涯に涙する源氏であった…次回へつづく

※本稿は、『源氏物語(上)―マンガ日本の古典 (3)』(著:長谷川法世/中公文庫)の一部を再編集したものです。

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