マンガ『源氏物語』7話【夕顔】「この女のいとしさは何にも代え難い」。夜を楽しむ源氏と夕顔の前に<女の物の怪>が現れ…
大石静さんの脚本で紫式部(演:吉高由里子さん)の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』。紫式部といえば『源氏物語』の作者としてあまりにも有名です。空蝉、六条御息所、夕顔、藤壺、末摘花、朧月夜、若紫――。たぐいまれなる美貌と才能で人々を魅了し、女性と逢瀬を重ねる光源氏の物語を漫画家・長谷川法世さんは『源氏物語―マンガ日本の古典』にて描きました。今回はそこから「夕顔」をご紹介。伝統描法を大胆に取り入れた平成版源氏物語絵巻をここに!
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夕顔の宿で過ごす源氏だったが
急に思い立って夕顔を連れ出す
なにがしの院へ
なんだか不吉…
内密にな
隠れ家として過ごす
うす気味悪い
怖……い
気遣う源氏
日は暮れて
今すこしこの女と
夕顔は何にも代え難い
夕顔!
呼びかけるも夕顔から返事はなく…
夕顔の身元とは
哀れな夕顔の生涯に涙する源氏であった…次回へつづく
※本稿は、『源氏物語(上)―マンガ日本の古典 (3)』(著:長谷川法世/中公文庫)の一部を再編集したものです。
03/28 06:30
婦人公論.jp