マンガ『源氏物語』2話【帚木】17歳になった光源氏こと「光る君」。親友・頭野中将らとの<女の品定め談義>の結果「中流の女」に興味を持ち始め…

『源氏物語(上)―マンガ日本の古典』より
大石静さんが脚本を手掛け、紫式部(演:吉高由里子さん)の生涯を描くNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合、日曜午後8時ほか)。紫式部といえば『源氏物語』の作者としてあまりにも有名です。空蝉、六条御息所、夕顔、藤壺、末摘花、朧月夜、若紫――。たぐいまれなる美貌と才能で人々を魅了し、数多くの女性と逢瀬を重ねる光源氏。その光源氏の物語を漫画家・長谷川法世さんは『源氏物語―マンガ日本の古典』にて描きました。今回はそこから「帚木」をご紹介。吹抜屋台、逆遠近などの伝統描法を大胆に取り入れた平成版源氏物語絵巻をここに!

* * * * * * *

「帚木」の巻

十七歳となった光源氏。長雨の夜、頭中将と会話を…

ある長雨の夜のこと

【2】

さしさわりのある手紙ほど見てみたい

これはきっとあの女から

【3】

理想の女性とは

女談義

【4】

上中下に分けるのも考えもの

結局は物持ちがいいということ?

【5】

思わぬところに愛らしい娘がいたり…

いざ妻を選ぶとなると難しい

【6】

妻の責任はとても重いのです

ではどんな女を妻として選べば

【7】

実直で落ち着いた女ならば

結局、平凡が一番

【8】

限界にくると…

男は女次第

【9】

とにかく気長に辛抱するほかないでしょうねえ

後編に続く

※本稿は、『源氏物語(上)―マンガ日本の古典 (3)』(著:長谷川法世/中公文庫)の一部を再編集したものです。

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