大関琴桜が初優勝 初場所で綱取りへ 大相撲九州場所で豊昇龍を破る

12日目、琴桜(左)は大栄翔を攻め、押し出しで破る=小宮路勝撮影

 大相撲九州場所(福岡国際センター)千秋楽の24日、大関の琴桜(27)=本名・鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=が、1敗同士で並ぶ大関の豊昇龍をはたき込みで破って14勝目を挙げ、初優勝を果たした。

 琴桜は2015年九州場所で初土俵。20年春場所で新入幕を果たした。今年の初場所後に大関へ昇進し、琴ノ若のしこ名をから夏場所から「琴桜」に改めた。父は師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)で、祖父は元横綱琴桜。

 横綱推薦について、横綱審議委員会の内規は「大関で2場所連続優勝か、それに準じる成績」と定める。来年1月の初場所は横綱昇進がかかる。

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