琴桜が初賜杯=豊昇龍との相星決戦制す―大相撲九州場所千秋楽

大相撲九州場所千秋楽(24日、福岡国際センター)
琴桜が結びで豊昇龍との大関同士の1敗対決を制し、初優勝を果たした。相手の攻めに冷静に対応し、土俵にはわせた。新大関の大の里は関脇霧島を押し出して9勝目。霧島は9敗。返り小結の若元春は関脇大栄翔を破り、白星を2桁に乗せた。
十両は、幕内経験者の金峰山が12勝3敗で優勝。


◇幕内優勝力士略歴
琴桜東大関本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋。埼玉栄高出。母方の祖父が元横綱琴桜、父は師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)。15年九州場所で「琴鎌谷」として初土俵。19年名古屋場所で新十両に昇進し、「琴ノ若」に改める。20年春場所新入幕、23年初場所新三役。関脇で臨んだ24年の初場所は優勝決定戦で横綱照ノ富士に敗れたが、場所後に大関昇進。夏場所から祖父のしこ名「琴桜」を継承した。三賞は敢闘5、技能1。189センチ、178キロ。27歳。得意は右四つ、寄り、押し。
◇十両優勝力士略歴
金峰山西筆頭本名バルタグル・イェルシン。カザフスタン出身、木瀬部屋。日大から三段目100枚目格付け出しで21年九州場所初土俵。22年秋場所新十両、新入幕だった23年春場所で敢闘賞を受賞し、最高位は東前頭5枚目。195センチ、178キロ。27歳。得意は突き、押し。

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