ナポリ、クヴァラツヘリアとの契約延長へ「前向きな兆し」?…代理人との交渉が進行中か

フヴィチャ・クヴァラツヘリア

 ナポリがジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアとの契約延長に向けて交渉を続けているようだ。30日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在23歳のクヴァラツヘリアは母国のディナモ・トビリシの下部組織出身で、2017年9月にトップチーム昇格を果たした。その後はロシアのロコモティフ・モスクワやルビン・カザンなどを経て2022年夏にナポリへ加入し、ここまで公式戦通算100試合の出場で30ゴール28アシストをマーク。2022-23シーズンのセリエAでは12ゴール13アシストを記録し、MVPを受賞するとともにチームの優勝に大きく貢献した。

 今シーズンより指揮を執るアントニオ・コンテ監督の下でも攻撃の中心とした存在感を放っているクヴァラツヘリア。現行契約は2027年6月末まで残されているものの、複数の強豪クラブが関心を寄せていることもあり、ナポリは契約延長に向けた動きを見せている。

 今回の報道によると、ナポリはクヴァラツヘリアの代理人を務めるマムカ・ジェゲリ氏と複数回に渡って会談を行なっており、年俸の具体的な金額などについて意見を交わしているという。ナポリがシーズンごとに増額となる500万ユーロ(約8億3000万円)の基本給を提示したのに対し、選手側は3年目または4年目に800万ユーロ(約13億円)から900万ユーロ(約15億円)に増額となる条件を要求している模様。また、選手側は8000万ユーロ(約133億円)程度の契約解除金を要求しているが、クラブ側はこの条項の盛り込みを望んでいないという。

 条件面では合意に達していないものの、『スカイスポーツ』は交渉にて「前向きな兆しが見られた」と指摘。今後も両者の協議は続く見込みだ。

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