最下位バレンシアに激震…ここまで全試合出場の右SBティエリーが前十字じん帯断裂、シーズン絶望に

ティエリー・コレイア

 バレンシアは28日、右SBティエリー・コレイアのメディカルレポートを報告した。

 27日に行われたラ・リーガ第11節ヘタフェ戦に先発出場したティエリーだったが、52分に負傷交代。ピッチを後にする際に担架で運び出された同選手は、診断の結果、左膝前十字じん帯の断裂が確認されたとのこと。全治は公に明かされていないものの、スペイン紙『マルカ』はシーズンアウトであると述べている。

 1999年3月9日生まれのティエリーは現在25歳。2019年夏にスポルティングからバレンシアに加入すると、スピードとスタミナを活かした推進力の他、ラボーナでクロスを上げるなどのトリッキーなプレーで唯一無二の右サイドバックに君臨。今シーズンはここまでのラ・リーガ全11試合に出場しており、その内の9試合でスタメンに名を連ねていた。

 第11節終了時点で、最下位に沈んでいるバレンシアにとっても、大きな痛手となる長期離脱。主将を務めるホセ・ルイス・ガヤの復帰により、手薄となっていた左サイドバックが活性化しつつあった中、今度は右サイドバックの主力を失うことになってしまった。

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