ナポリ、チェルシーで出番減らすチルウェルに関心?…買取OP付きレンタルを画策か

ベン・チルウェル

 チェルシーに所属するイングランド代表DFベン・チルウェルにセリエA移籍の可能性が浮上しているようだ。15日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在27歳のチルウェルはレスターの下部組織出身で、2015-16シーズン途中にトップチームデビューを飾った。同クラブで公式戦123試合に出場すると、2020年夏にチェルシーへ完全移籍加入。度重なる負傷離脱がありながらも、左サイドバック(SB)やウイングバック(WB)を主戦場にここまで公式戦通算107試合に出場し9ゴール12アシストをマークしている。

 しかし、今夏に就任したエンツォ・マレスカ監督の下では序列が大きく低下し、今シーズンここまでの出場機会は大幅なターンオーバーを敢行したカラバオカップ3回戦のみ。今夏の移籍市場では左SBに負傷者を抱えるマンチェスター・ユナイテッドからの関心も伝えられたが、加入は実現しなかった。

 そんなチルウェルに再びチェルシー退団の可能性が浮上しているようだ。報道によると、ナポリが今冬の移籍市場での獲得を本格的に検討しているとのこと。同クラブは同選手を1月にレンタルで獲得し、パフォーマンス次第では来夏に買い取りオプションを行使したいと考えているようだ。かつてチェルシーを率いた経験があるナポリのアントニオ・コンテ監督はチルウェルの能力を高く評価しており、自身のスカッドに加えたいと考えているという。

 なお、コンテ監督率いるナポリにはスコットランド代表MFスコット・マクトミネイや同MFビリー・ギルモアなど、プレミアリーグでのプレー経験がある選手も在籍している。果たしてチェルシーで難しい時間を過ごすチルウェルも、1月にセリエAへ活躍の場を移すことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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