バルサ加入が決定的なシュチェスニー氏…同胞レヴァンドフスキに出場機会の有無を確認か

ヴォイチェフ・シュチェスニー

 バルセロナ加入が決定的とされる元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー氏が、同国代表FWロベルト・レヴァンドフスキに問い合わせを行ったようだ。26日、『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 22日に行われたラ・リーガ第6節ビジャレアル戦でGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが負傷したバルセロナ。検査の結果、右膝の膝蓋腱を完全断裂していることが判明したため今シーズン中の復帰が絶望的に。絶対的な守護神が離脱することを受け、バルセロナ上層部は代役の確保を画策。現在獲得が可能なのは無所属の選手に限られており、複数の現地メディアは今夏に引退したシュチェスニー氏の現役復帰とバルセロナ加入の可能性を報じている。

 そんななか、『ムンド・デポルティーボ』がカタルーニャの番組に出演したスペイン人記者ジョフレ・マテウ氏のコメントを掲載。同氏によると、シュチェスニー氏が同胞であるレヴァンドフスキに電話で問い合わせを行ったようだ。テア・シュテーゲンが負傷してから最初の公式戦となったヘタフェ戦では、スペイン人GKイニャキ・ペーニャが代役を務めたバルセロナ。シュチェスニー氏はペーニャの能力を高く評価しており、バルセロナ加入後の出場機会に関してレヴァンドフスキに質問したという。ジョフレ・マテウ氏は、「(シュチェスニー氏が)『バルサに行ってベンチに座るのは受け入れられない』と言ったんだ」と語った。

 現在34歳のシュチェスニー氏はアーセナルの下部組織出身。ブレントフォードへのレンタル移籍を経て、復帰後の2010-2011シーズンにトップチームデビューを果たした。以降は正守護神の座を確保したものの、レギュラーを喪失したことでローマへのレンタル移籍を決断。2017年7月にはユヴェントスに完全移籍し、公式戦252試合に出場しながら数多くのタイトル獲得に貢献した。しかし、今夏に契約を1年前倒しで解消し、ユヴェントスを退団。8月27日に現役引退を発表した。

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