名古屋MF久保藤次郎が鳥栖へ期限付き移籍「自分は今できることに全身全霊を尽くします」

 名古屋グランパスは14日、MF久保藤次郎がサガン鳥栖へと期限付き移籍することを発表。期間は2025年1月31日までで、同期間中において名古屋グランパスと対戦するすべての公式戦に出場できないことを併せて伝えている。

 1999年4月5日生まれの久保は現在25歳。2023年夏に藤枝MYFCから名古屋グランパスに加入し、グランパスみよしFC(中学生年代の選抜チーム)出身者として、初めてトップチームに所属した選手となった。持ち前の縦への推進力ですぐに存在感を発揮すると、初ゴールはルヴァン杯・準々決勝1stレグの鹿島アントラーズ戦での劇的同点弾に。しかし今シーズンは、公式戦17試合に出場こそしているものの、ベンチスタートが増えるなど、プレータイムが減少していた。

 今シーズンはクラブの選手会長も務めていた久保。名古屋グランパスを離れるに伴い、同選手はクラブ公式サイトにてコメントを残している。

「グランパスファミリーの皆さま、いつも応援ありがとうございます。このたび、サガン鳥栖に期限付き移籍することになりました。名古屋グランパスは自分にとって特別なクラブであることは間違いありません。しかし同時にサッカー選手としてのキャリアも考えないといけません。とても悩みましたが自分を必要としてくれたサガン鳥栖で新しいチャレンジをし、サッカー選手としての価値を示すために今回この決断をさせていただきました。サガン鳥栖に行っても決して簡単な道ではありません。決断する時に大事なことは、どっちを取るかより決断した先での自分の行動だと思っています。将来のことは誰にも分かりませんが、自分は今できることに全身全霊を尽くします! 憧れだったグランパスですが、残りのシーズンはライバルとして戦います。でも、ピッチ外の久保藤次郎は1人のグランパスファミリーとして応援しています! また皆さまに会える日を信じて頑張ってきます!」

 期限付き移籍で加入するサガン鳥栖では『24』を着用する久保は、クラブ公式サイトにて意気込みをコメントしている。

「サガン鳥栖の皆様初めまして、名古屋グランパスから期限付き移籍してきました久保藤次郎です。強い覚悟を持ってきたつもりです。サガン鳥栖のために自分の持っているもの全てを出せるように頑張ります! よろしくお願いします」

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