ガーディアンズ、3冠左腕打ち崩し8年ぶり優勝決定シリーズ進出 トーマスが決勝グランドスラム、8投手の継投で逃げ切る
CLEVELAND, OHIO - OCTOBER 12: Emmanuel Clase #48 of the Cleveland Guardians celebrates with Brayan Rocchio #4 after defeating the Detroit Tigers during Game Five of the Division Series at Progressive Field on October 12, 2024 in Cleveland, Ohio. (Photo by Jason Miller/Getty Images)
○ ガーディアンズ 7-3 タイガース ●
<現地時間10月12日 プログレッシブ・フィールド>
中地区王者クリーブランド・ガーディアンズがワイルドカード3番手タイガースとの地区シリーズ第5戦で逆転勝利。ワールドシリーズ進出を果たした2016年以来、8年ぶりに優勝決定シリーズへ駒を進めた。
第2戦から中4日での先発となった左腕マット・ボイドは初回、四死球を与えて一死一、二塁のピンチを招くも4番イバネス、5番ぺレスを連続三振に仕留めて無失点の立ち上がり。2回表にも一死三塁とピンチを背負ったが、後続を打ち取り先制点は与えなかった。
3回表から早くも継投に入り、地区シリーズ5連投の右腕ケイド・スミスが回跨ぎで4回二死まで無失点。二死二塁となったところで左腕エリック・サブロウスキーを投入し、ピンチを切り抜けた。しかし5回表、4番手右腕アンドリュー・ウォルターズが先頭の9番スウィーニーに四球を与え、続く代打カーペンターの先制適時打で失点。シリーズ突破を争う大一番で1点リードを許した。
それでも直後の5回裏、3冠左腕スカバルから単打3本で一死満塁の絶好機を作ると、3番ホセ・ラミレスが押し出し死球を受けて同点に。さらに、4番レーン・トーマスが甘く入った初球シンカーを振り抜き、左中間スタンドへ今季ポストシーズン第2号の勝ち越しグランドスラム。ここまでポストシーズン無失点だったスカバルを打ち崩し、すぐさま逆転に成功した。
その後タイガースの反撃を受け、6回表に地区シリーズ5連投の5番手左腕ティム・ヘリン、7回表には6番手右腕ハンター・ギャディスがそれぞれシリーズ初失点。2点差まで詰め寄られるも、7回裏にトーマスの適時内野安打でリードを広げた。
3点リードの8回表、回跨ぎの7番手右腕エリ・モーガンが無死一塁としたところで守護神エマニュエル・クレースを投入。最終回に跨いで打者6人を続けて打ち取り、6アウトセーブで試合を締めた。
タイガースに先に王手を許してから2連勝で地区シリーズを逆転突破。優勝決定シリーズでは今季アメリカン・リーグ最高勝率の東地区王者ヤンキースと対戦。日本時間15日、敵地ニューヨークで開幕する。
10/13 05:18
ベースボールキング