フィリーズ、投打噛み合わずポストシーズン敗退 同地区ライバルのメッツに下剋上許す
NEW YORK, NEW YORK - OCTOBER 09: Bryce Harper #3 of the Philadelphia Phillies looks on from second base in the sixth inning against the New York Mets during Game Four of the Division Series at Citi Field on October 09, 2024 in New York City. (Photo by Luke Hales/Getty Images)
○ メッツ 4-1 フィリーズ ●
<現地時間10月9日 シティ・フィールド>
東地区王者フィラデルフィア・フィリーズがワイルドカード3番手メッツとの地区シリーズ第3戦に逆転負け。シリーズ1勝3敗で敗退となった。
今季12勝の先発左腕レンジャー・スアレスは初回から一死満塁とピンチを背負うも、5番イグレシアス、6番マルティネスを連続三振に仕留めて無失点。続く2回裏には、無死一、二塁から連続三振を奪い、2番ビエントスの安打で再び二死満塁としたが、3番ニモを一ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。
3回裏、先頭のアロンソに四球を与えるも、後続を三振と併殺打に抑えてこの回も無失点。直後の4回表、3番ブライス・ハーパーの四球、4番ニック・カステラノスの二塁打で一死二、三塁と好機を作ると、5番アレク・ボームの当たり損ないの三ゴロを三塁手ビエントスがファンブル。失策の間に三塁走者ハーパーが生還し、先制点を挙げた。
1点リードの5回裏、スアレスが無死一、二塁とピンチを招いたが、3番ニモを見逃し三振に仕留めて2番手右腕ジェフ・ホフマンに交代。ホフマンが4番アロンソを見逃し三振、5番イグレシアスを捕ゴロに打ち取り、先制リードを守った。
しかし6回裏、回跨ぎのホフマンが制球を乱し、安打と四死球で無死満塁のピンチを招いた。9番アルバレスを本塁封殺の遊ゴロに打ち取り、一死満塁としたところで3番手右腕カルロス・エステベスを投入するも、1番リンドアに逆転グランドスラムを浴び、痛恨の救援失敗。3点ビハインド最終回には、メッツ守護神ディアスから連続四球で無死一、二塁、一発出れば同点の状況を作ったが、後続が凡退し、最後は1番カイル・シュワバーが空振り三振に倒れた。
13年ぶり地区優勝を果たした今季のフィリーズは、レギュラーシーズンでチーム防御率、同打率ともにリーグ3位の好成績を収めたが、ポストシーズンは4試合で同防御率5.82、同打率.186と投打噛み合わず。2022年にはワイルドカード3番手からワールドシリーズ進出を果たしたものの、今季は反対に下剋上を許す形で地区シリーズ敗退に終わった。
10/10 09:59
ベースボールキング