ガーディアンズ、8年ぶり優勝決定シリーズ進出へ逆王手 主砲ラミレスに待望の一発、代打フライが値千金の逆転弾

DETROIT, MICHIGAN - OCTOBER 10: David Fry #6 of the Cleveland Guardians hits a two run home run during the seventh inning against the Detroit Tigers during Game Four of the Division Series at Comerica Park on October 10, 2024 in Detroit, Michigan.  (Photo by Gregory Shamus/Getty Images)


DETROIT, MICHIGAN - OCTOBER 10: David Fry #6 of the Cleveland Guardians hits a two run home run during the seventh inning against the Detroit Tigers during Game Four of the Division Series at Comerica Park on October 10, 2024 in Detroit, Michigan. (Photo by Gregory Shamus/Getty Images)

● タイガース 4-5 ガーディアンズ ○
<現地時間10月10日 コメリカ・パーク>

 中地区王者クリーブランド・ガーディアンズがワイルドカード3番手タイガースとの地区シリーズ第4戦に逆転勝利。シリーズ成績を2勝2敗とし、優勝決定シリーズ進出へ逆王手をかけた。

 2戦続けて完封負けを喫したガーディアンズは初回、5番レーン・トーマスの適時打で幸先よく先制。第1戦から中3日での登板となった先発タナー・ビビーは2回裏、安打と2四球で無死満塁のピンチを招き、8番スウィーニーに中犠飛を許して失点。試合を振り出しに戻されるも、続く9番ロジャーズを遊直併殺打に打ち取り、最少失点で切り抜けた。

 同点で迎えた5回表、この回から登板した2番手左腕ホルトンに対し、3番ホセ・ラミレスが左翼スタンドへ勝ち越しソロ本塁打。この打席まで今季ポストシーズン11打数1安打、打率.091と苦しんでいた主砲の一発で再びリードを奪った。

 ところが直後の5回裏、先発ビビーが先頭のマッキンストリーに同点ソロ本塁打を被弾。地区シリーズ4連投の2番手ケイド・スミスが5回裏を終えたが、回跨ぎの6回裏に一死一、二塁とピンチを背負った。右腕ハンター・ギャディスを投入して二死と追い込むも、代打ぺレスに適時打を浴びて逆転を許した。

 それでも直後の7回表、二死から1番スティーブン・クワンが安打で出塁。左腕ガンサーに対して右の代打デービッド・フライを起用すると、タイガースは4番手右腕ブリースケを投入。フライは2球で追い込まれながらもカウント2-2からの6球目、低めへのフォーシームを振り抜き、値千金の逆転2ランを左翼スタンドへ。タイガースの強力ブルペン陣を攻略し、再逆転に成功した。

 1点リードの8回裏には、シリーズ4連投の左腕ティム・ヘリンが登板するも、一死一、二塁とピンチを背負ったところで守護神エマニュエル・クレースを前倒し投入。7番マッキンストリーを二ゴロ、8番スウィーニーを空振り三振に仕留めてピンチを切り抜け、続く9回表には、逆転弾を放ったフライのスクイズで追加点。クレースは最終回に1点を失いながらも、5アウトセーブで試合を締めた。

 敗れればシーズン終了の一戦を制し、決着はシリーズ最終戦に突入。ワールドシリーズまで勝ち進んだ2016年以来、8年ぶりの優勝決定シリーズ進出へ、日本時間13日に本拠地プログレッシブ・フィールドで第5戦を迎える。

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