オークランド・コロシアム57年間の歴史に幕 アスレチックスが本拠地最終戦を白星で飾る
OAKLAND, CALIFORNIA - SEPTEMBER 26: The Oakland Athletics pose for a team photo after they beat the Texas Rangers in their final game at the Oakland Coliseum on September 26, 2024 in Oakland, California. Today will be the final Athletics game played at the Coliseum. (Photo by Ezra Shaw/Getty Images)
○ アスレチックス 3-2 レンジャーズ ●
<現地時間9月26日 オークランド・コロシアム>
オークランド・アスレチックスが本拠地オークランド・コロシアムでの最終戦に勝利。57年間プレーした本拠地で有終の美を飾った。
試合前の国歌斉唱には通算165勝の元エース左腕バリー・ジト氏、始球式には球団永久欠番のリッキー・ヘンダーソン、デーブ・スチュワート両氏が登場。観戦チケットは完売し、今季最多46,889人のファンが駆け付けた。
試合最初の打者は元アスレチックスのレンジャーズ1番打者マーカス・セミエン。同球場における現役最多出場、最多安打野手から始まった一戦はアスレチックスが3回裏、無死満塁からジェフリー・ブレデイの二ゴロ、シェイ・ランゲリアーズの左犠飛で2点を先制。5回裏にはブレデイの適時打で追加点を挙げた。
その後、1点差に詰め寄られるも6回途中からバトンを受けたリリーフ4投手が無安打リレーで逃げ切った。守護神メイソン・ミラーは自己最速103.8マイル(約167.1キロ)を記録して4アウトセーブに成功。今季8月にデビューした先発右腕J.T.ギンがキャリア初勝利をマーク。試合終了直後には選手、コーチ、そして監督として14年間オークランドに所属したマーク・コッツェイ監督が本拠地ファンへ別れを告げた。
1901年にフィラデルフィアで創設されたアスレチックスは、カンザスシティを経て1968年からオークランドに移転。1972年から1974年にはワールドシリーズ3連覇を果たすなど17度の地区優勝、4度の世界一に輝いた。近年では2018年から3年連続プレーオフ進出を果たしたが、2022年から2年続けてシーズン100敗を記録。成績に伴って観客動員も低迷し、年間動員100万人を切るシーズンが続いた。
アスレチックスは2028年からネバダ州ラスベガスへ移転予定。来季からラスベガス移転までの3シーズンはカリフォルニア州サクラメント、サター・ヘルス・パークを暫定本拠地として戦う。
09/27 08:09
ベースボールキング