「一緒に日本一を目指して喜びを分かち合いたい」巨人・岸田行倫、FA残留の同期入団・大城と共闘誓う

室内練習場でキャッチボールをする岸田行倫(カメラ・岡野 将大)

 巨人・岸田行倫捕手(28)が13日、大城卓との共闘で日本一奪回を誓った。17年ドラフト同期入団の大城卓が国内FA権を行使せず、残留することを表明。「ライバルであって仲間。一緒に日本一を目指して喜びを分かち合いたい。試合に出たい気持ちはやっぱあるんで、負けないようにやりたい」と誓った。

 今季はチーム最多の72試合で先発マスク。大城卓、小林と出場機会を分け合ってホームベースを守り、V奪回に貢献した。試合の前後には3人で情報共有し「ライバルですけど、助け合いながら。自分が出ない時でも、チームに貢献できるところもある」と、フォア・ザ・チームを大前提に高めあってきた。また、球団は国内FA権を行使するソフトバンク・甲斐の争奪戦に参戦する方向でもある。

 盗塁阻止率は12球団トップの4割7分5厘。12日に発表されたゴールデン・グラブ賞の捕手部門でも2位に入るなど、飛躍の1年を過ごした。「来年、試合に全然出なかったら意味がない。自分にプレッシャーをかけながら、もっと上を目指せるようにやらないといけない」。来季も好敵手と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、巨人を高みへ導く。

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