まもなく日本登場!? 全長4.3m BMWの人気スポーツ・コンパクト 新型「1シリーズ」は4代目となりどう変わる?

2024年7月にフルモデルチェンジされ、世界初公開されてからおよそ3か月。まもなく日本でもBMW新型「1シリーズ」が登場する予定です。人気の5ドアハッチバックモデルは、どのように進化したのでしょうか。

ボディサイズでは全長が現行型比で42mm延長

 2024年7月に世界初公開されたBMW新型「1シリーズ」がまもなく日本でも発表される見通しです。

 新型1シリーズはどう進化したのでしょうか。

まもなく日本に上陸する予定のBMW新型「1シリーズ」

まもなく日本に上陸する予定のBMW新型「1シリーズ」

 1シリーズは、BMWのプレミアム・コンパクトハッチバックで、「1」の数字が示す通りBMWの現行ラインナップのなかではもっともコンパクトなモデルとなっています。

 初代は2004年に登場し、現行型は2019年に登場した3代目となります。2代目までの駆動方式は、上のクラスとなる3シリーズなどと同じ後輪駆動(FR)でしたが、3代目からは前輪駆動(FF)を採用しています。

 現行型はモデル末期になっても人気で、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した外国メーカー車モデル別新車登録台数の、2024年上半期(2024年1月から6月)でも1892台の19位と、ベスト20にランクインしています。

 もうまもなく日本でも発表される予定の新型1シリーズは4世代目となるモデルで、ボディサイズは全長4361mm(従来型+42mm)、全幅1800mm(従来型と同じ)、全高1459mm(従来型+25mm)、ホイールベースは2670mm(従来型と同じ)です。

 エクステリアでは、長いボンネット、ダイナミックに流れるルーフラインなどで力強く優雅なプロポーションとなっています。

 また標準でレザー(本革)フリーとした新型1シリーズのインテリアは、スポーティなアクセントと最大5人の乗員のための広々としたスペースを備え、モダンでプレミアムな雰囲気を提供します。新設計のシートは、長距離ドライブでも高レベルの快適さを提供します。

 高品質の表面とトリム、再設計されたギアセレクター、そしてBMWカーブドディスプレイが、インテリアの進歩的でプレミアムな雰囲気を強調しています。完全なデジタルディスプレイシステムは、10.25インチのインフォメーションディスプレイと10.7インチのコントロールディスプレイで構成されています。

 新型1シリーズには、Mモデルの「M135 xドライブ」がトップグレードとして設定されます。

 パフォーマンス特性は大幅に向上し、300馬力を発生する4気筒エンジンを搭載し、スポーツステアリングとインテリジェントAWDを標準装備したアダプティブMシャシを搭載。0‐100km/h加速は4.9秒を誇ります。

 その他のパワートレーンでは、1.5リッター直列3気筒のガソリン「120」と2リッター直列4気筒ディーゼル「120d」を用意。効率と自発的な電力供給の両方を向上させる48Vのマイルドハイブリッドが組み合わされます。これはDCTを標準装備した7速ステップトロニックに電力を伝えます。

 新型1シリーズから、これまでガソリンエンジン搭載車のモデル名についていた「i」が外れ、シンプルに120と呼ばれることになります(同様にM135からもiが外れています)。

 120のガソリンエンジンは、170馬力の最高出力を発生し、0‐100km/h加速は7.8秒です。120dのディーゼルエンジンは163馬力を発生し、0‐100km/h加速は7.9秒です。また4気筒ディーゼルエンジンの118dも設定され、こちらは150馬力を発生し、0‐100km/h加速は8.3秒というパフォーマンスを誇ります。

※ ※ ※

 新型1シリーズは、もうまもなく、2024年秋に日本で発表すると予想されます。車両価格など詳細は未定です。
 
 日本においてはガソリンの120が主力モデルとなりそうです。ガソリンモデルに加え、ディーゼルモデル導入の可能性もありそうです。

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