ロシア海軍の「異様な巨大ミサイル艦」沖縄に出現! “武装モリモリ”の外観を自衛隊が撮影

ロシア太平洋艦隊の旗艦でもあります。

ウクライナ軍に撃沈された「モスクワ」の同型艦

 防衛省・統合幕僚監部は2024年8月20日、沖縄県西表島の南西約60kmの海域で、ロシア海軍のスラバ級ミサイル巡洋艦とウダロイI級駆逐艦を確認したと発表。自衛隊が撮影した画像も公開しました。

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ロシア艦艇の警戒監視・情報収集にあたった海上自衛隊の補給艦「ましゅう」(画像:防衛省・統合幕僚監部)。

 これらのロシア艦は、与那国島と西表島の間の海域を通過し、東シナ海へ向けて航行したそうです。これに対し海上自衛隊は、補給艦「ましゅう」により警戒・監視を行ったとしています。
 
 今回確認されたスラバ級ミサイル巡洋艦は、満載排水量が約1万1000トンと大柄で、船体にP-1000「ヴルカーン」対艦ミサイルの連装発射筒が8基も並んでいる異様な外観が特徴です。元々は、旧ソ連がアメリカ海軍の空母に向けて対艦ミサイルによる飽和攻撃を行うために開発した艦艇のため、重武装となっています。

 1番艦「モスクワ」が黒海艦隊、2番艦「マーシャル・ウスチーノフ」が北方艦隊、3番艦「ヴァリャーク」が太平洋艦隊に配備されましたが、「モスクワ」は2022年4月、ウクライナ軍が発射したネプチューン地対艦ミサイルにより撃沈されています。今回、自衛隊が確認したのは、太平洋艦隊の旗艦となっている3番艦「ヴァリャーク」です。

 ウダロイ級駆逐艦は、旧ソ連が開発した大型対潜艦で、満載排水量は約8500トン。計13隻が建造されています。

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